旅1日目。この日は福井→滋賀→愛知→岐阜と県境をいくつか超えて260kmのドライブでした。高速を乗り継いで3時すぎに現地ホテルに到着。ノンストップで走り続けたので少々疲れました。30分ほど部屋で休憩して、日が暮れるまで近辺を歩いてみることにしました。

 

ホテルのスタッフさんに道を教えてもらい古い街並み方面に向かいます。商店街を歩いていた時、通り過ぎようとしたお寺の門の向こうに見事なイチョウの大木があることに気づき、境内に入ってみました。

 

 

夕方4時頃でだいぶ陽が陰っているため、黄色の鮮やかさが写真に出てないのが残念ですが、すごい存在感でした。手前の鐘楼門と一緒に眺めるとこのイチョウの大きさが伝わるかな。

 

 

 

イチョウの黄葉に惹かれて境内に入りましたが、本堂や三重塔も立派なものです。

 

 

 

 

お寺は天平時代の創建で高山随一の古刹。イチョウは樹齢1200年。お寺の創建当初からイチョウの木もここにあったということですね。その歴史を思うだけでも感慨を覚えます。下から見上げると視界一杯に枝が広がり、秋の色一色。

 

 

 

高山ではこのイチョウの葉が落ちると雪が降り、冬がくる、といわれているそうです。今回の旅では現地で知り合った同年代の方と仲良くなりました。旅先での出会い、という経験も久しぶりのことです。今朝、彼女から届いたLINEメッセージに高山は気温が0度近くまで下がりました、と書いてありました。来週にはもう雪予報が出ています。現在暮らしている日本海側のこの街も冬はかなり寒いと思っていましたが、高山は更に冷える街という印象を受けました。いま振り返ると、飛騨国分寺にはちょうど黄葉のピークに訪れることができたようです。そして旅全体を振り返っても、天候にも恵まれて、冬がくる直前ギリギリで高山の秋の風景を楽しむことができました。

 

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

下の写真は門を入ったところにあった庚申堂。小浜や奈良でもみる厄除けの「さるぼぼ」がこの街にも。

 

 

 

願掛けさるぼぼに旅の安全を祈願して。秋の日は短く、あっという間に空も暗くなりました。このため初日の日程はとりあえず終了。この後は夕ご飯を食べにお店を探しました。続きます。