6月以来、3か月ぶりに滋賀県大津市にある日吉大社にお詣りしてきました。比叡山の麓にあります。
何度もお詣りしているので、ようやくそれぞれのお宮さんの配置がわかるようになりました。今回は前回までに紹介してなかった(気づいてなかった)箇所の写真を載せます。
包丁塚。関西の料理人が使えなくなった包丁をここに供養するそうです。日本人にはモノにも魂が宿るという考え方がありますね。この横の社はお料理上達の神様。
境内はいろんなところに清水が湧き出てます。そのためか歩いていても気の流れがとても良い感じ。
境内にお地蔵様が2か所あるのに気づきました。そのうちのひとつ「辛抱地蔵」さま。ご神木の大杉の根っこ部分に石仏が隠れています。大樹の重さに辛抱しながら、我々を見守ってくれているとのこと!
西本宮と東本宮をつなぐ参道の中間にある石段。
この石段の先、山の上に磐座があります。その昔、その磐座(巨石)は神が降り立つ場所と認識され、信仰されてました。ここが日吉大社のはじまりの場所です。行ってみたいのですが、1時間ほどの登山らしく、いつも石段をみた瞬間に心が折れて、登れてません。この石段の前に立っていたお兄さんも迷っている様子でした。途中まで登ってかれてましたが、そのあと、すぐにまた参道に戻っているのを見たので、この方もすぐに心折れたのかも。💦
東本宮。なんとなくの感覚ですが、私はこの境内の雰囲気が好き。
以前はここからご神水を採っていたそうです。
別の場所に流れる水。
もともと日吉大社は巨石信仰から始まったとされてますが、境内にはしめ縄が張られた巨石が結構あります。
これは東本宮に至る参道沿いにある「猿の霊石」という岩。日吉の神様の使いのお猿さんがうずくまっているように見えるとのこと。
ちょっと角度を変えて。なんとなく猿の顔にみえますね。外から来たひとを迎えてくれ、去る人を見守ってくれるお猿さん。もとからこんな姿だったのか、それとも長い年月の間に変化があったのか。
そういえば、三重の二見が浦にある神社では「蛙」が神様の使いといわれてます。そして沖合にぽっと突き出た烏帽子岩という岩がだんだんと蛙の姿に変化してきてるんです。いまは「蛙岩」と言われてたと思う。昔、それを見て人間の意識の働きかけの規模が大きくなると、こんなふうにモノの姿を変えてしまうのかと感じたことがありました。
これ。過去のブログ記事から引っ張ってきました。蛙に見えるでしょう。
二宮橋。江戸時代前期。昔はここを渡って参道へ向かっていたようです。境内にあと二つ石橋があって日吉三橋といわれており、構造的には日本で一番古い石橋なんだとか。
さて、車を境内の駐車場に停めたまま、今回は坂本の街並みを歩いてみました。続きます。