自宅から1時間半ほどの距離にある長浜市・木之本宿に出かけてきました。長浜市北部にある北国街道の宿場町です。過去に一度、食事に寄ったことがあるだけで、普段は長浜市内に向かう時に通り過ぎることが殆どの場所でした。しばらく前にブロ友のなつみかんさんがここの散策記事を投稿されていて、自分でも是非ゆっくり歩いてみたいなと思っていました。
目的地をJR木ノ本駅に設定して出発。小浜市を出た時は快晴だったのに現地に着いてみたら曇り空。かなし。
まずは駅横にある駐車場に車を停めて地蔵院に向かう坂道を歩きました。石畳が敷かれたゆるい坂道は地蔵坂と呼ばれているそうです。地図では赤線を引いた部分です。
この坂の先にある地蔵堂のお地蔵様は古くから眼病の仏様として全国から信奉されていて、縁日にはこの通り一帯に露店が並び、10万人もの参拝者で賑わうそうです。私が訪れた日は誰ともすれ違うことがありませんでした。この静けさからは10万人の喧噪は想像がつきません。10万人 vs 私ひとり。 一帯の商店街への経済的な打撃のことも考えてしまいます。
どっしりとした建物。弁柄塗りの格子が美しいです。
途中で気づいた路地。軽自動車でも通れそうにないほど細い道幅。ちょっと寄ってみることに。
狭い敷地の中心に巨木がありました。
今は住宅と住宅の合間にある狭い空間ですが、かつてはこの一帯、鬱蒼とした森の中だったようです。木之本地蔵院で営まれた大法要に訪れた神官がこの近くの小川で馬の轡を洗ったことから「轡の森」と呼ばれるようになったそうです。
このイヌザクラ、幹周囲5mもある巨木です。樹齢400年超え。空が暗いので写真もいまひとつ映えませんが、花の咲く時期に見に来てみたいです。
・・・それで、どんな花が咲くのかとネットで調べてみたところ、サクラというものの、そのイメージとは随分違う花が咲くようです。 下はウィキペディアの写真。別名シロザクラ。でも可憐な感じでかわいい。
再び地蔵坂に戻る。年季の入った建物。
地蔵院が見えてきました。その前に建つのは創業90年の老舗の和菓子屋さん。
お店の二階にカフェがあるのを発見。寄りたいけれどまだ着いたばかり。お店の方に営業時間を尋ねたら夕方6時までやってます、とのことだったので、先に観光して、コーヒー休憩時にここへ戻ってくることににしました。
地蔵院前を左に向かって歩きました。
木之本宿はじっくり歩いてみると、素晴らしい建物がたくさんあって、とても一回では紹介しきれないため、何回かに記事を分割することにしました。写真もこの日、木之本だけで250枚撮ってしまいましたので、以降数日、木之本ネタが続きます。💦