若狭街道(鯖街道)途中にある熊川宿を歩いてきました。福井県と滋賀県の県境近くにあります。

 

 

熊川番所から入って、反対側の西駐車場まで歩き、Uターンして戻ってきました。往路復路で写真を撮ったので写真が順不同になっているかもしれません。180枚ほど撮った写真のうちの一部を紹介させていただきます。往復でスマホの歩数計は4000歩超。結構歩いたつもりだったけれど、あまりたいしたことなかったです。💦

 

街道沿いにある大きな石。大岩。小さい子がここでよく遊ぶそうですが、怪我をした子がいないとかで、「子守り岩」といわれているそうです。

 

雑貨やさんのショウウインドウ。

 

弁柄色の建物。この街道にたくさんこんな建物がありました。ここは若州窯の看板が上がっていました。

 

 

濃い緑色のお皿が。

 

 

どこかのお宅の窓際に。猫好きなので、見かけると立ち止まってしまう。私の足元が映り込んでました。💦

 

 

不審者をみる目つき。

 

 

逸見勘兵衛家。伊藤忠商事二代目社長となった方の生家。内部は現在、週に3日ほど和カフェをされてます。鯖のパスタや炊き込みご飯などとても美味しいです。この日はお休みでした。えーん

 

 

熊川宿を歩いていて好きなのは建ち並ぶ瓦屋根の背後に山が迫っている眺め。

 

 

窓にも山の木々が映り込んでます。

 

 

 

重厚な家屋。かつては銀行や酒造として利用されていたそうです。現在は美術館。

 

内部では障がい者アート、子ども美術、現代美術等の作品が展示されているそうです。この日は街歩きを優先して中に入りませんでしたので次回はぜひのぞいてみたいと思います。時代の変化にあわせて中に入る業態も変わってますが、こうして「昔の建物」と「いま」が調和している雰囲気がとても素敵だと思いました。

 

 

熊川宿資料館。昭和15年(1940年)に熊川村役場として建築されました。柱頭はトスカーナ風なんだそう。建築のことよくわかりませんが和洋折衷なつくり。

 

 

以前、一度内部を見学したことがありました。今回はスルー。また別の機会に訪れてみたいです。

 

ここで写真を撮っていたら地元の人に声をかけられました。その方が仰るには「熊川の建物の屋根の上についている鬼瓦は大抵は波が高くうねるさまを模した立浪(たつなみ)デザイン。だが一軒だけしゃちほこがつけてある建物があるので見ていって。」と。すぐ近くにあると教えてもらいました。この建物です。

 

 

土蔵を改造した宿泊施設。一棟貸しで一人一泊7千円ほど。作業中のようだったので敷地内には入りませんでしたが、屋根の上をみると、立派なシャチがみえました。

 

 

以降、気を付けて屋根の上をみて歩いていると、殆どのお宅はこの波の意匠です。

 

 

黄色の壁がひときわ目をひきます。葛料理のお店。以前、伺いました。できたてのほんのり温かい葛餅がとても美味しかった。熊川宿の老舗ですね。

 

 

松井商店。お土産屋さん&喫茶。

 

 

 

 

堂々とした立派な建物が多くて、昔は随分栄えた街だったのだろうと思います。昭和40年くらいはパチンコやさんとか映画館もあって、そこそこの繁華街だったと以前聞いたことがあります。今の静かな景観からは信じられないですが。

 

 

 

白石神社前。この地域、神社や寺院の数も結構ありましたが、時間的に夕方近くだったので参拝は避けました。また次回に。

 

 

再び、この山と屋根の風景がいいなと思う。同じ山の中の街道である木曽路とはちょっと違うかな。木曽路は島崎藤村が描写している通りで、山深くて本当に「全て山の中である」みたいなところだけれど、熊川は空が広く見えるので山中だけど明るい感じ。

 

 

熊川宿まんなかあたりにある覚成寺。蓮如さんの足跡は滋賀県に結構ありますが、こちらにもきていた様子。その時に真言宗から浄土真宗に改宗したお寺。

 

 

家康腰掛の松とか興味深いものがあるのですが、ここにいた時、虫がぶんぶん飛んできたので退散。また次回行きます。いったんここで区切ります。続きます。