集落を一周して駐車場まで戻ってきました。山の稜線、広がる田園、山の裾野に点在する集落・・・見渡す風景は中世時代の人たちが見たものと殆ど変わってないのではないかと思います。昔の人の想いを追体験してみようと目の前の風景をしばらく眺めました。

 

自然に囲まれた静かなひっそりとした地で、土御門家のひとたちは3代にわたり、天文や暦学を続けていたのですね。月の光に幽玄を感じたり、森の木々の息遣いを感じ、大自然の一部としてその移り変わりと共に生きてきた日本人には、土御門家が残した暦や天文の知識は生活の支柱となるような重要なものだったと思います。単にオカルト的なものを面白がる気持ちだけで見るのも失礼かもしれないなあと思ってしまいました。ぐすん

 

 

車をとめたところに杉の木が二本、生えていました。当初は気がつかなかったのですが、ここ、以前にももっと大きな杉の木が二本あって、それが加茂神社の鳥居の役割を果たしていたそうです。

 

 

反対側から神社をみると、加茂神社の鳥居、社殿が一直線上にみえます。この間を現在は国道が横切っているので気がつきませんでしたが、ここから参道が伸びていたのかと。

 

 

 

夏の終わりを感じる風景です。

 

 

自宅から30分程度でいける距離なので、また近々訪れてみたいです。