夏らしい空が広がる日。コロナ禍以降、かつてのように頻繁に県外の美術館に行くことができなくなりました。地元の博物館で美術企画展があることを知り、稀少な機会と出かけてきました。

 

 

展示品は草間彌生、アンディ・ウォーホル、ガレやラリックの美術作品のほか、エジプトの宝飾品、フィギュアなど、全て昆虫や植物をモチーフとしたもの。このほか、珍しい昆虫の標本なども。殆どが国内の他の美術館の所蔵品でした。

 

印象に残ったものを以下にいくつか。写真は全てネットからお借りしました。

 

 

アンディ・ウォーホルの花。このシリーズは複数展示されてました。ウォーホルといえばポップ・アート、シルクスクリーンをすぐ連想しますが、ロックバンドのプロデュースや映画製作も手掛けた多才な人だったそうです。

 

草間彌生、Papillonシリーズ。

 

草間さんは小さい頃から幻覚、幻聴に悩まされ、そこで見えたものを形にしたのが一連の作品なのだそう。水玉ドットやこの特異な色使い、サイケデリックなアート作品はそんな背景から生み出されたものなのか。

 

 

古代エジプトの装飾品もいくつか。

 

ここではスカラベ(かぶとむし)モチーフが多かったです。古代エジプトではスカラベは聖なる虫。他にもいろんなアクセサリーにモチーフとして使われていますね。

 

ラリックの花瓶。これもスカラベモチーフ。

 

東南アジア原産の蝶をはじめとする昆虫の標本もありました。20代の頃、ひとりでマレーシア奥地のジャングルにガイドさんを雇っていったことがありました。あの辺に行くととてつもなく大きな昆虫とか日本では見ない色使いの虫に遭遇するのですがそれを思い出しました。しかし、基本的に虫は好きではないので(特にバッタとか蝉とか・・💦)、この辺はさーっと見ただけでした。展示作品は全部で100点ほどなので全部みても疲労感は少ないです。ここの博物館、常設展がなかなか充実していて、企画展を観たついでにこちらにも寄っています。次回はそのことを。