(写真はネットからお借りしました)

 

東京オリンピックがいよいよ開幕しました。23日の夜は私もテレビの前で開会式を観ました。空中に出現した2000台近くのドローンからなる地球の姿にとても感動しました。静謐な夜が醸し出す瞑想的な雰囲気。映像では気が付かなかったけれど近くに月が輝いていたのですね。過去の華やかさを前面に出す開会式の演出とは全く方向性が違ったけれど、いまの世界の人の感覚に訴えるような演出で。前半の演出をみていた時は一貫性がなくて散漫な感じだなあと思っていたし、観客のいない開会式に物足りなさを感じていたけれど、このドローンが作る地球の姿が、それまでのいまいちな印象をすっかり凌駕してしまいました。そこにジョン・レノンのイマジン。この場面がとても良かった。

 

そのほかでこの演出良かったと思うのはMISIAさんの君が代、真矢みきさんの棟梁姿、ピクトグラム、海老蔵さん。小出しにいろんな演出をまぜるならもう少し古典芸能の比率を高めて重厚な感じを出してほしかったと個人的には思うのですが、いまやマンガやゲームというのが世界が「日本」を見ているときのイメージなのか。

 

8年前に東京でのオリンピック開催が決まってから、直前までゴタゴタ続きだったので、この開会式が最後まで滞りなく進むのか、途中でまた予期せぬトラブルでも起こらないだろうかとか心配で妙にハラハラしながら見てました。💦 無事に済んでよかった。大坂なおみさんが聖火の最後というのも納得。観客の歓声がない開会式は寂しかったけれど、選手やメディアの方々がよくこんな状況下で日本に来てくれたなあという感慨もありました。

 

橋本聖子さんとバッハ会長のスピーチが長いといわれてましたが、私はお二人に擁護的なスタンスです。両者、70年代の元オリンピック選手。彼らは選手たちの人並みでない努力、不安な想いをよくわかってらしたのではと思います。感染拡大のリスクをみながらのギリギリの決断。紆余曲折ありすぎた今回の道のりだっただけに募る思いがあったのではないかなと。

 

会場の外側、東京都内ではこの日も千人を超える新規感染者の報道があって、なかなかお祭り気分に酔えないですが、選手の皆さんには頑張っていただきたいです。私も開催期間中はできるだけ観戦したいと思います。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

冷蔵庫の中に大宰府名物の梅ヶ枝餅がまだ食べずに置いてありました。

 

レンジで解凍。表面には梅の花の刻印が。温めたら焼餅の香ばしさもちゃんと蘇りました。(笑)こういうシンプルなお餅が大好きです。