読書メモ:
筋肉量は20歳前後がピーク。その後、何もしないでいると筋肉は毎年1%ずつ減少していく。→基礎代謝量が落ちる。筋肉が減少すると体重は増えやすくなる。若い頃より食べてないのに太りやすいのはこのため。
下半身には全身の中でも大きな筋肉が集中。この部分の筋肉を増やすことで代謝を高め効率的に脂肪燃焼。
下半身は第二の心臓。足のむくみ、太く見える、疲れる・・・下半身の筋肉を増やし血液循環を活発にすることで改善できる。
皮膚の再生:体内に吸収された食べ物と酸素が分解して血液中に溶け込み、筋肉の中の血管を通って全身に行きわたることで行われている。
なので、美肌のためには
1)バランスの良い食事。良質の栄養素。←細胞の再生に必須。
2)筋肉を動かして毛細血管の数を増やすことが大事。
筋肉は破壊されることで強く大きくなる。→毛細血管の量が増え、全身に酸素や栄養素が運ばれやすくなる。→酸素から効率よくエネルギーを生み出し疲れにくいからだになる。
体内熱生産の約6割が筋肉。筋肉が減ると熱を生み出す力が衰え、体温維持が困難に。冷え性の人や低体温の人は総じて筋肉量が少ない人が多い。体温を上げるために取り組むべきは「筋肉量を増やすこと」。生野菜、コーヒー、冷たい飲み物などは体温について本質的な議論ではない。
炭水化物の誤解:糖質1gに対し水分3gが吸着する。ラーメンを食べた翌日に体重が大幅に増えるのは体脂肪増加によるものではなく、炭水化物を摂って水分量が増えたこと、塩分が高いために水分をたくさん摂ったため。
人間工学に基づいた高機能椅子は筋肉をあまり使わず済むので筋肉が衰える。
筋肉は過去の運動経験を憶えているので、過去に運動経験のある人や基本的に普段からからだを動かしている人は筋肉がつきやすい。運動経験のない人でも階段の上り下りなど日常生活での刺激を増やすことで筋肉を成長させることができる。
4年程度筋トレを続けた人が病気などで運動できなくなり、体脂肪が増えても、筋トレをすればすぐに元の状態に戻れるケースが多い。逆に半年程度の筋トレでは、休むとなかなか元に戻らない。
人は食事から摂った糖質を消費してしまうと、肝臓に貯蔵してある糖を引っ張り出してエネルギーとして使う。これが少なくなると体脂肪を分解して糖をつくる。同時にたんぱく質も糖に変えてエネルギーに。この時に入ってくるたんぱく質がないと筋肉を分解して糖を生み出す。→糖新生という反応。筋肉量を減らしてしまう。食事でたんぱく質・炭水化物をしっかり摂らないといけない!
日本人に不足している栄養素は女性のカルシウムだけ。ほかは摂取基準を超えている。40歳以降の女性は要注意。
カルシウムは筋肉細胞の中に作用して収縮や弛緩に関与。この時に体内のマグネシウムが足りてないと、カルシウムが筋肉細胞に入りすぎてしまいけいれんを起こしやすくなる。マグネシウムは神経の興奮を鎮めたり、体温・血圧を調整するはたらき。→理想バランスはカルシウム:マグネシウム=2:1
先日、筋肉量を計測したところ、普段から筋トレをしている割には一年前と比べて微増にとどまっていました。何もしなかったら減ってしまうところを僅かでもプラスになっているのだからと前向きにとらえることもできるけど、あまり努力が反映されてない。これには食事の内容も関係しているのかもしれません。もっとたんぱく質を積極的に摂る必要があると思いました。(-_-;)