6月24日。この日は大津で食事をした後、日吉大社にお詣りにいきました。3日前に夏至の日であったことで、夏至のお詣りということで。日吉大社は京都御所の東北(表鬼門)にあたり、京都の魔除けを祈る社として現在に至っています。昨年の秋に紅葉を観に初めて訪れました。今年は若狭の自宅からの恵方にこの神社があるので、立春、春分の日にお詣りしています。境内は大自然の中に国宝・重文建築が建ち並び壮観な眺め。何回きても見ごたえあります。

 

鳥居の上に三角形が乗った独特のかたちの鳥居。神仏習合を表しているそうです。

 

 

コロナ禍以降、備え付けられてる手水舎。

 

猿がいます。お猿さんは神様のお使い。この山の中では仲間たちが自由自在にあちこち歩きまわっているのに「まさる(神猿)くん」だけが檻の中にいれられてなんだか嘆かわしい。目を合わせないようにちょっとびびりながら撮影。気のせいかいじけているようにも見える。💦

 

 

西本宮楼門。重要文化財。

 

 

仏法守護の神様が宿るといわれる霊石。

 

 

楼門の横、見下ろしたところに清流があります。ここの雰囲気がものすごくよくて、とても清らかな空気を感じます。マイナスイオンがいっぱい放出されているような、あるいは精霊か何かいそうでした。

 

 

 

拝殿。ここでお詣り。

 

 

本殿は国宝。日吉造(ひよしづくり)という独特の形。この屋根のゆるやかなカーブを描く形状がエレガントで好き。1586年(天正14年)。信長による焼き討ち後に再建されたものですね。

 

 

 

本殿の横に立派なご神木があります。桂の木です。

 

 

 

足元には二葉葵。日吉大社の特徴だと思うのは境内の随所に清流が見られるところです。境内全体が清らかな空気に包まれている印象を受けるのはこのためなのかな。

 

 

西本宮から東本宮に移動します。これは西本宮横の宇佐宮、その向こうが白山宮。山の中の神社には信仰の原型的なものを感じます。

 

 

ここで、ゆかりんちゃんがトカゲを発見。あっ、結構大きいのがチョロチョロと動いています。トカゲって縁起の良い生きもので(これも神様のお使いらしい)、特に神社で出会うと更にラッキーなんだとか。ニコニコ

 

 

 

また別のところでもトカゲ発見!

 

 

東本宮への参道を歩きます。

 

 

ここから八王子山の上にあるお社にもいけるのですが、山登りが苦手でまだ行っていません。急斜面にお社が建ち、高さ10mの岩が鎮座しているとのこと。涼しくなった頃に行ってみようと思います。

 

水がきれい。

 

 

東本宮到着。ここも本殿が国宝です。

 

 

私の中で神社というとやはり小さい頃からなじみのある伊勢神宮。どこへ行ってもついお伊勢さんと比べてしまいます。ここのお宮さんは建物に朱色・金色が使われていて華やかな印象です。先日の小豆の魔除けで思い出したけれど、神社に朱色が多く使われているのはそういう意味もあるのですね。特にここって京都の魔除けの神社ですし。

 

 

 

 

 

 

こちらの境内に梛(なぎ)の木が二本あります。雌梛(めなぎ)と雄梛(おなぎ)があって、雌梛は男性が女性の幸せを祈る、雄梛はその反対、とのこと。木の後ろの石垣、これ往時のものだと思うけど、すごいなあ。比叡山の延暦寺が一大軍事勢力だったかつての時代を想像してしまいます。この辺も要塞化されていたんだろうか。

 

 

 

 

 

 

この後は大津プリンスホテルのラウンジへ~。続きます。