5月3日。小浜市田烏の隣、若狭町世久見地区へ。両者の間が小浜市と若狭町の境目なのですね。たまに走る162号、世久見エリアにくると見えるこのかわいい島。私はひとりで「おにぎり島」と呼んでいました。 午後になって逆光になると海が銀色に輝いてて更に美しいです。夕焼けはまだみたことないですが、一度日没の写真を撮りに来たいな~と思ってます。
田烏の棚田を観に行くはずが、ここまできてしまった。世久見は穏やかな海に面した長閑な漁港という印象。時期的にBBQとかは自粛を求められているようでしたが、都会からきたと思われる釣り客がちらほら。
地区内の案内看板をみて知りましたが、あの島は「烏辺島」という名の無人島。標高95m、周囲は1km弱、弁天様が祀られているそうです。お願いすれば船を出してもらうことができ、周囲の海はシュノーケルできるほどなのだそう。小さな集落のどこからもこの烏辺島がみえます。この島は代々世久見地区の守り神みたいな存在だったのかもしれませんね。
新緑の勢い盛んな山。海のすぐ近くまで迫ってきてます。
このエリアをちょっとだけ歩いてみました。街中でみるツツジは盆栽みたいに外観を丸型や長方形的に整えられているけれど、自然のままに咲くツツジも野趣の美みたいなのを感じる。
集落の高台あたりに。この地域生活を支えてきた自然への感謝。
近くにあったお寺。六地蔵。
古いけれど立派なお寺です。もしかしたらこういう場所は村の寄り合いみたいなのに使われるのかな。小さい集落を歩いていると、お寺と神社(その地域の氏神神社)が近くにペアであることが多いです。見回してみたら、すぐ横に神社がありました。
この石灯篭、なんかのアートみたい。
絵馬堂?古色めいたこの感じ。
狭い境内にところせましと結構いっぱい生えている巨樹。なんか福井県て巨樹が多い。よく遭遇する。やっぱり土が良いから?
古い木の脇から生えている若木。
日本国内を旅するようになってからの習慣ですが、訪れる土地で神社をみつけると手をあわせて「おじゃまします」という簡単なご挨拶だけするようにしてます。
緑が濃いなあ。
この辺も狭い道が入り組んだ感じ。
滞在時間30分くらい。その後、田烏も30分くらい。午後からふらっとドライブに出てのプチ観光でした。なにげない光景からその土地で大事にされているものや、精神性を感じられるように思います。これからも周囲の小さい集落をひとつずつ歩いてみたいと思いました。怪しまれない程度に。次回晴れた日には常神半島にいってみようかな。
先日いただいた「たねや」の柏餅がとても美味しかったので、小浜の老舗和菓子屋さんに柏餅を買いにいきました。以前、ブロ友さんに教えてもらってたのですが、前回のおはぎ同様、季節の和菓子はショーケースの中ではなく、その上にちょっと目立たないかたちで置いてありました。(^-^; あったらいいなあ・・と思っていたみそ餡はなく、漉し餡のみとのことでしたが、その日に作られたばかりであろうお餅は粘り気と弾力もっちり。柏の葉っぱから移った仄かな香りと塩気が餡の甘さと引き立てあってとても美味しかったです。