東近江市・五箇荘は近江八幡市と彦根の中間にあります。近江八幡、日野と並んで近江商人の発祥の地です。商人屋敷が見ごたえあると聞いて行ってみました。
金堂というのは商人屋敷が建ち並ぶこの界隈のこと。上の写真は安福寺という浄土宗のお寺です。殆どの見どころは金堂エリアに集まっており、歩いて回れました。この日はここからスタート。
寺前・鯉通り。メイン通りぽい感じのところ。結構大きな水路が流れていて錦鯉がたくさんいました。
弘誓寺。那須与一の孫が開基といわれているそうです。この横にも大きなお寺「浄永寺」があります。昔、聖徳太子が大きな金堂を建てたことで、この界隈が金堂といわれるようになったのだとか。
おおまかにみると、金堂は「田」の地みたいなエリアに建物が並んでいる感じ。それほど広いわけでもないので思いつくままに歩いてみました。立派な壁に囲まれたお屋敷、土蔵がつらなり、ちょっと歩いただけでなんかすごい「お金持ち感」が伝わってきました。 この後で何軒か商人屋敷の中を見学しましたが、裕福といっても決して成金的な激しい主張的なものはなく、街全体としてみても調和がとれていて、部分部分でみても趣味が良い感じ。なので狭い界隈ながら街全体がとても素敵。
一部のお屋敷が一般公開されているほか、大半のお屋敷にはいまも人が生活をされています。その昔に栄えた宿場町なんかを歩いていて感じるような廃れた感じや寂れた感じがなかったのも印象的。
近江八幡もそうでしたが、壁の向こうからみえる立派な松の木の枝ぶりが富裕層の象徴みたいに思えました。この後、近江商人屋敷4館に入館できるチケット(850円)を購入し、順番に見学してきました。こちらには前日の近江八幡市内の商人屋敷を更に上回る豪華な印象が残っています。続きます~