近江八幡市内についてからまず市営の駐車場に車を停めました。この日はここから至近距離にある近江商人屋敷を見て周ることに。四か所の資料館と商人住宅に入館できるチケットを800円ほどで購入し、順番に巡りました。
最初に行ったのが郷土資料館。昭和28年にヴォーリズ設計事務所により改築。街の歴史を伝える資料が展示してありました。
内部の写真をネットに掲載できないので窓から見える景色を載せます。
二か所め。歴史民俗資料館。
豪商の控え宅を公開。おくどさんを始め、昔の台所用品関係とかみるのが面白かったです。
江戸時代に朝鮮通信使が通った道。
通信使ご一行を再現した人形を別の資料館でみましたが、大名行列なみの大人数だったのですね。三重県も通ってます。津市に昔から「唐人おどり」という伝統があるのですが、この時代の名残だそうです。
この辺は景観を統一している感じ。昔のポスト。この赤色やデザインが街のアクセントになっててよかったなあと思います。
今回歩いたのは新町通り。この辺は近江商人の本宅が並んでます。第一印象は豪商といってもあまりけばけばしいものは感じない。強すぎる自己主張みたいな雰囲気はなく、どことなく控え目な感じで。
三か所目はここへ。
江戸時代初めに建てられた京風の建物。シンプルでセンスのよい外観が素敵。
蚊帳や畳表などで財をなしたお宅だそうです。内部の台所の天井がめちゃめちゃ高くて、梁とかすごく立派。写真載せられないのが残念。
近江商人はひと目でわかる場所にはあまりお金を使わなかったそうです。外観はいたって簡素な感じです。
入り口からのアプローチはこんな感じ。
このお宅の前の壁がシックというかおしゃれというか素敵。
壁の向こうから立派な松が顔出しているところが風格あります。
四か所目。旧伴家住宅。
館員の方から説明のビデオとか見せてもらったり、内部をいろいろ説明してもらったりしました。ここですごかったのは春の左義長の装飾です。毎年、山車に干支を模した装飾をつけるのですが、その装飾が全て食品でできているのです。食べ物でここまで精緻な装飾が作れるのかと驚きました。そしてこの装飾は山車ごと燃やしちゃうそうです。来年春の左義長祭りは中止が決まっているようですが再来年はぜひ観にきたいと思いました。
時刻は4時半。冬の日は短く、この後は駅前のホテルに向かいました。続きます。