続きです。
神苑も大方周ったあたり。水石亭というギャラリー近辺に大変美しい紅葉が広がっていました(ギャラリー内はちらっと見ただけでしたが源氏物語に関連する展示がありました)。紅葉だけでみるならこのあたりが一番きれいだったかもしれません。この日はずっと曇り空でしたが、ここへ来た時にようやく太陽の光が差し始めました。今年最後の紅葉写真になると思うのでまとめて載せます。
お庭には源氏物語に出てくる植物が多く植えられていてその横にはその場面を記した解説がありました。
この大きなシュロ科の植物(ビロウ)、平安時代に日本に生えてたんだ。
最後は「城南離宮の庭」。平安時代後期の離宮の景観を枯山水で再現したもの。
庭園の外に出て駐車場までの道を歩きます。立派な木。説明によると「エノキ」。
その近くにお宮さんがありました。唐渡天満宮(芹川神社)とあります。案内の地図をみるとこの周囲にも梅の花のマークがたくさんあり、春になると美しい景観になりそう。
絵馬堂。
再び鳥居の手水舎のところに戻りました。ここもコロナ対策でなのか柄杓がおいてありません。
城南宮鳥居のところに看板が立っています。京都に入ろうとした旧幕府軍に薩摩軍が城南宮の参道から大砲を放ち、鳥羽伏見の戦いはここで始まりました。平安時代に思いを馳せてお庭を歩いてきましたが、150年ほど前には同じ地が歴史の転換点となったことも。歴史が重なるように存在している京都の街は大変興味深いなと思いました。