11月25日。お天気はまあまあ。数年ぶりの彦根城です。玄宮園、博物館をみた後、石段を登って天守へ向かいました。有名な観光地にきて、カメラを向けても誰も写り込まないのも珍しいことではなくなったこの頃。

 

 

意図的に歩調を乱すよう作られた石段を登ります。彦根城は天守や附櫓・多聞櫓が国宝です。園城寺・三井寺と同じくここも重文がぎっしり詰まったお城。詳しいことはよくわからないまでも、こういう場所は巨大な博物館を訪れたような気持ちになって、歩くのが楽しいです。せっかくだったので、ガイドさんをお願いしたら良かったなあ。

 

 

 

 

天秤櫓の下に来ました。戦時にはこの橋を落とす構造になっているそうです。どうやって落とすのでしょう。よく見てみたけれど、わからなかったです。

 

 

上から見るとこんな感じ。両端に櫓があることから天秤櫓という名の由来。太鼓門と同じく別のお城から移築したもので、この天秤櫓は長浜城の大手門を移築したのだそう。

 

 

右側と左側で年代が違うので石垣の積み方が異なっています。左側のほうは江戸後期の改修時のもので「落とし積み」という積み方。石と石の隙間が少なくすっきり洗練された印象になるのが江戸時代になってから。戦争とかもなくて平和なので、こういうことにも時間がかけられたのですね。

 

石垣はこうやって下から見上げる構図が好きです。写真は順不同でごめんなさい。

 

天守。国宝5つの天守の中でなんとなくこのお城のかたちには女性的というか、エレガントな印象があります。こんなふうに感じるのは私だけなのかな。

 

 

残り少なくなっていた紅葉と併せて撮ってみました。

 

 

 

琵琶湖。靄が出ていたので却って幻想的な眺めに。

 

 

天守の中に入りました。太い梁がむき出しになっていて迫力がありました。

 

 

磨かれて黒光りしている床や、無駄なものが一切ない簡素な造りがこの時代らしいなと思います。東西とわず「城郭」は支配者の権威を誇示する意味もあったのだと思いますがヨーロッパのお城がどちらかというと、支配者の富をぐっと前面に見せている一方、日本の城は臨戦態勢で「戦争」を前提に作ってあるように思います。

 

 

 

足元。当時の人もここを歩いたのかなとか思うと感慨深いです。

 

 

 

 

鉄砲狭間。こういうところにデザイン性があって面白い。

 

 

 

 

 

 

それにしてもここのお城も上階にあがる階段の急なこと!角度にしたら80度くらいあるのではないかと。階段というより梯子を上っているかのようでした。

 

 

再び天守の外に出てみたら、珍しくたくさんの人の気配がしました。ちょうど、ひこにゃんが登城したようです。

 

 

近くで見るひこにゃん、かわいい。ラブ いろいろポーズを取ってくれます。

 

 

 

 

手に持っているのはさつま芋。ひこにゃんのショーをみて癒されました。

 

 

 

ショーが終って、そろそろ帰ることに。今回は一人歩きでしたので、マイペースで随分ゆっくり見学せてもらいました。職員の方から「随分熱心にみていただいてありがとうございます」とお礼をいわれてしまいました。最近カメラを持っているので以前より更にいろいろ(じろじろ?)見るようになった気がします。(^-^;

 

時間は午後3時前。せっかくだから彦根のオサレなカフェにいってスイーツを食べよう。ということで、次の場所へ~。続きます。