天橋立を見下ろす傘松公園から今度はその反対側までやってきました。数年前にきた時よりもおしゃれなカフェやレストランなどができていたり、マイナーチェンジではありますが、変化も見られました。特に広いエリアではないのですが昔からの観光名所なだけあって、しっとりとした、旅情めいた感覚を覚えます。ちょっと遠くにきたみたい。温泉旅館などもいくつかあるようで、ああ、泊まりだったらよかったなあと思ったりしました。ここもやはり比較的空いていたので、近くに車を停めて、智恩寺へ行きました。

 

 

知恵の神様・文殊菩薩が祀られ、日本三文殊のひとつとして、受験生に人気のお寺です。ずっしりと、ひたすら存在感を放つ山門は「黄金閣」と呼ばれています。

 

 

 



お地蔵様もマスク姿。この光景、いまは観光地にいくとよく見かけますがあと10年、20年したら歴史になりそう。こんな時もあったよね・・と。


 

境内を歩いていて気がついたのは松の木に一様にぶら下がった小さい扇子型のおみくじ。

 

 

 

鈴なり状態です。おみくじを生木に結ぶのっていけないはずなのだけど、智恩寺ではこういうならわしみたいです。

 

 

 

本堂の内部は良い意味で雑然としてます。庶民の日常の延長にある信仰の場という感じがしました。ぴしっと清められた神社とはまた違って。庶民信仰のお寺というのは聖と俗でいえば後者みたいな人間くささが感じられる空間。でもこういう雰囲気も好きです。

 

智恩寺の真ん前にカフェがあったので入ってみました。

 

 

 

そういえばこの日もまだお昼ご飯を食べてなかった。ひとりでぶらぶらすると、食事抜きというのが割とあります。💦 見ることに夢中になると食欲忘れてしまうのです。食事系のメニューはあまりなかったのですが、面白そうだったのでこれを。だし巻きバーガーでしょうか。(^-^;

 

 

これだけで卵2個分ありそうな、厚みのある出汁まきがサンドイッチされています。めっちゃお出汁がよく効いていました。


テーブルからの眺めです。目の前にあるのは有名な廻船橋。船が通るとぐるぐると回るやつです。

 

 

まだ明るいからこの辺も歩いてみよう。お店を出てボート乗り場のほうへ。石のオブジェ・・・かと思ったら、これが「智恵の輪燈籠」。橋がなかった時代、海上の安全を守るため輪の中に灯りを点し船の目印としたものです。

 

この智恵の輪を3回くぐると智恵を授かるといわれているそうです。でも文字通り、この輪に身体を通してくぐるのはNGとのこと。ヘタしたら海に落ちそうです。どうやってくぐるか・・?が頭の使いどころだそうです。(笑)

 

 

廻船橋。

 


橋の上から。この日の夕暮れはとても優しいピンク色の空模様。そろそろ帰ることにしました。

 

 

宮津の海沿いのどこか。あまりにも空と海がきれいで車を停めて空の色に見とれてしまいました。小浜から2時間弱のドライブです。また晴れた日にふらっと来てみたい場所でした。