訪れたのは11月14日土曜日。この週末も両日とても良いお天気でした。午後から近場の紅葉を観に行こうかと考えて思いついたのが神宮寺でした。4年前にも観に来たことがあったのですが、12月に入ってからだったので殆ど葉っぱが散ってしまった後でした。この時期ならまだ大丈夫かと思って行ってみました。奈良二月堂へのお水送りのお寺でもあります。今年の3月は就業中ということもあり、お水送りの儀式を観に行くのを自粛したため、境内を訪れるのは昨年の3月以来!

 

 

車は空いていれば境内の真横に停められますが、今回は仁王門がある北門から。

 

若狭はお寺というと、こんな感じの山寺がとても多いです。この仁王門は鎌倉時代末の建造で重文。本堂も重文ですがひとつ上の写真にあるようにかつては国宝だったようですね。

 

 

 

筋骨隆々のお姿。手のひらをよくみると・・強運の手相(マスカケ)をお持ちです。

キョロキョロ

 

 

参道脇は古い石垣がありました。かつての塔頭址でしょうか。往時の繁栄がしのばれます。創建は西暦714年。若狭という地名も朝鮮語の「ワカソ(行き来)」が訛って宛字にした地名とのこと。大陸の文化を色濃く受け継いだ地だったのかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

拝観料を収めてから境内にはいった右手に古い茶室がありました。その横の木がとても鮮やかに紅葉していてきれいでした。境内に入ってきた人はまず、吸い寄せられるようにこの木の下に向かっていました。

 

 

お茶室を遠くからみるとこんな感じ。日本むかし話に出てくる山寺の雰囲気そのままな感じです。天気の変わりやすい日本海側、ここにいた間も空は曇ったり、陽が差したり、ころころ変わる感じで、この時の空は雲で太陽が隠れてしまいました。

 

 

 

茶室の中を覗いてみました。6畳の茶室と囲炉裏のある8畳間があるようです。障子を通した仄かな光でみる屋内の様子は陰翳礼賛の世界のようです。明るい照明で隅々までくっきり見えるようになった現在とは違って、本来の和の美しさってこんなのかもしれない。

 

 

 

 

 

これは屋根の上!すごい苔!!

 

また陽が差してきました。

 

 

 

 

この日も写真を撮りすぎました。💦 次の更新で本堂と境内の写真を載せます。