台風10号関連の番組をここ数日見ていて、今更ながら新たに知ったことがいくつかありました。今年の台風が巨大化したのは7月~8月の台風発生数が極端に少なくて、海水面の温度が例年以上に上がりすぎたためだったということ。本来なら台風が発生することで、海水がその勢いでかき混ぜられ、表面の高温の海水と深い位置にある低温の海水が混じり、表面温度が下がるはずなのに今年の夏はそれがなかったと。10号が日本列島付近を通過した際、当初の想定よりも勢力を落としたのは、先行した台風8号、9号がこのルートの海水を攪拌していたので、周辺の海水温が下がっていたことが要因だったといわれています。

 

私は当初、台風のこない夏で良かった、と思ってました。でも7月8月の空の平穏さの代わりに、南の海ではどんどん熱が溜められ、9月の台風はそのエネルギーが噴出するかのような規模になってしまいました。決して良いことではなかったのですね・・。ガーン 

 

楽なことばかりが続くとあとでとばっちりを受ける・・というのは、なんとなく人生の経験則で知っているつもりでいましたが、今回の台風のことで、物事ってどこかで帳尻を合わせるようになっているのだな・・と思ってしまいました。えーん 

 

写真はネットからお借りした衛星写真です。台風の目がくっきり現れています。自然現象なんだけれど、これが意思をもった怪物のように見えて、恐怖を覚えました。