今日はスポーツの日。本来なら東京オリンピックの開幕式だった日。長引く梅雨と新型コロナの感染者数の再びの増加でどんよりした4連休になってしまいました。この連休は2020年のみのイレギュラーなものだけど、今日改めて思ったのは、それにしても日本の「国民の祝日」数がとても多いこと!カレンダーで数えてみたら16日もありました。
諸外国に比べてこんなに祝日数が多いのは働きすぎる日本人を休ませるため、意図的に祝日数を増やしたと聞いたことがあります。週休二日の場合、年間の土日休みが104日間、これにお盆休みや年末年始の休暇を足してだいたい110日としても祝日を加えて126日。更に有給休暇(年間20日くらい?)が加わる。有給取得率はだいたい50%前後で、日本の労働者は平均的に10日くらい有給をとっているようなので、単純に計算すると年136日と、いまの日本人は結構休んでいることになりますね。大企業に限るって但し書きが付くかもしれませんが。
休みが増えて娯楽時間が増えたり、家族サービスや自身の勉強に充てる時間ができるのはいいことだけど、相変わらず日本の生産性は先進国で最低レベルなのだそうです。労働生産性は「労働による付加価値」を「働く人の人数or 労働する時間」で割ったもの。分母である「働く時間」が減ってもまだ生産性が低いとは、仕事の無駄が多すぎて付加価値が全然増えてないということなのでしょうか。休みが多くなって喜んでても生産性が高まらないと日本は今後更に貧しくなるばかりではないかと思ってます。日本って大卒の初任給がほぼ30年間変わってない国。日本の地方の給与水準はアジアの国に抜かれつつある。静かに地盤沈下が進行する日本で暮らしているのは怖いなと思う。