福井から三重に帰省する時、最近は高速を使わず1号線をゆるゆると走ることが多いのですが、三重まであと10kmくらいまでのところにこの神社があるんです。鬱蒼とした杜が暗めでなんか怖くていつもそのまま通過してました。

 

暫く前、バラエティ番組をみていたらある俳優さんが若かった頃、ここで野宿をした時に親子の幽霊と遭遇して、それ以降、霊感をもつようになった、という話をしていて、更に怖くなっていました(笑)。でもなんか気になる。調べてみたら、征夷大将軍坂上田村麻呂を祀る地元では有名な厄落としの神社なのだそう。一度はお詣りしてみよう。

 

 

境内横に広い駐車場があり、そこに車を停めて脇の参道から入ることにしました。それまで雨が降っていたのに車を停めて、傘を取り出そうとしたら、雨がぴたっと止み、弱弱しいながら日差しが出てきました。良かった。事前の雨は禊の雨としておきましょう。それにしてもなんとたくさんの杉の木。土山の住民が長くこの神社を守ってきたと後で聞きましたが、ローカルな神社とは思えない広い神域です。

 

 

参道を振り返る。国道に面した「一の鳥居」横にある「田村神社」と書かれた碑は東郷平八郎元帥の揮毫。

 

 

二の鳥居。

 

 

 

更に歩く。三の鳥居。

 

 

急にぱっと明るく空が抜け、広い境内へ。全体に建物が新しい感じがしましたが、平成に建て直しされているそうです。

 

 

 

 

更に奥の本殿に向かいます。さて、ここの厄落とし。本殿前を流れる川に架かった太鼓橋の上から豆を入れた袋を投げ落として「厄落とし」をします。私も豆袋を社務所でいただき、橋の上から水の流れに向かって投げ落としました。浅瀬に落ちた豆袋はあちこちひっかかりながらも、下流に流れていってくれたと思います。厄落とし・・といっても、たくさんの人出があると却って他の人が落とした厄を拾ってしまうことがあると聞いたことがあります。なので、私は正月でもあまり混む神社にはいかない。午後3時以降も神社へのお詣りは避けてます。誰もいないこんな日で良かったかも。

 

 

 

 

事前にネットで調べた時には本殿前には大きな矢来が組んである写真が見つかったのですが、この日は参拝者も少なく、そうしたものはありませんでした。初めてお詣りした田村神社・・、お天気のこともありますが、明るい印象は残念ながらなかったです。でもなんか不思議なパワーがありそうな気がしました。

 

 

 

さてさて一人ののんびりドライブ。このまま帰るのももったいなく、もう一か所寄り道。次は東海道土山宿へ。続きます。