引き続き豪雨による災害が続いています。50年に一度とか100年に一度という災害が毎年のように日本のどこかで起こっていて・・。梅雨前線の位置次第で日本のどこが被災地になってもおかしくありません。こんなこと、20年くらい前ならまだ稀なことでした。それだけ急速に環境の変化が起こっているということなのでしょうか。ショボーン

 

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昨夜、いつものように何気なくテレビをつけていたら、戦国時代をテーマにした番組が放映されていました(Nスぺだったかな?)。徳川家康の天下取りが目前に迫った頃、家康とオランダ商人に深い繋がりがあったことが記された文書が新たに見つかったそうです。オランダの目的は日本で産出される「銀」。徳川家についたオランダと対立するスペインは豊臣家に肩入れし、大坂の陣において、宣教師らは豊臣側につくようキリシタン大名らに働きかけていたそうです。

 

そういえば幕末には薩摩・長州をイギリスが、徳川幕府をフランスがそれぞれ支援する・・という構図がありました。「日本」史という枠組みをもう少しバーンと拡大して「世界」史という視点で歴史を見る・・というテーマの本を最近書店でもみかけるようになりましたが、視野を拡げることで、同じ歴史が全く違った様相で見えてきます。日本国内の日本人同士の対立が実はそれぞれの大国の利益がかかった争いだったりするのですね。徳川vs豊臣という構図だった大坂の陣も実はオランダvsスペインの傀儡戦争みたいなものだったのだなあ・・と思いました。その後の日本は鎖国したおかげでヨーロッパのどこかの国の植民地にならずに済んだのかも?とかいろいろ考えてしまいました。

 

昨夜の番組をみるまで知らなかったのは戦乱の時代が終わった後、仕事にあぶれた「サムライ」たちがオランダ商人らによって「傭兵」として海外に「輸出」されていたということです。キョロキョロ 彼らはその武術でもって植民地争奪戦の大きな力として使われていたという。なんだかびっくり。西洋人の「サムライ」に対するイメージってこの頃のものなのでしょうか。また東南アジアの各地にこの頃、日本人町ができていたのもそれに関連してなのか。なかなか興味深い内容でした。