57~59本目。

 

 

原題:Ghostbusters

監督:アイバン・ライトマン

キャスト:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバー

 

幽霊退治屋「ゴーストバスターズ」を始めた3人の科学者の周囲で次々に起こる幽霊騒動と、ゴーストバスターズの活躍をSFX満載で描いた娯楽作。

 

1984年アメリカ映画。レイ・パーカー・Jr.のテーマ曲もあわせて日本でも大ヒットした映画でした。そういえば観たことがなかった。観ての感想は「えー?えー」としか表せません・・・。あのマシュマロ・マンって何だ?えー CGのない時代の日本のゴジラの特撮映画が素晴らしかったことを改めて確認するような感じでした。いまなら完全B級映画。何が良かったのか最後までわかりませんでしたが、あの時代の感覚かなあ、そんなのを想像しながら観てました。

 

 

原題:Forrest Gump

監督:ロバート・ゼメキス

キャスト:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト

 

知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍。卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し……。~Yahoo映画~

 

1995年アメリカ映画。これもとても有名な作品。観たつもりになっていたけれど、観てなかった・・。冒頭のバス待ちのベンチでフォレスト・ガンプが黒人女性と喋るシーンの部分までをその昔に観かけて、それきりだったのを思い出しました。ストーリーの展開があまりにも「うまく」行き過ぎていて、感情移入するには至りませんでしたが、トム・ハンクスってこんな人なのかと思ってしまうくらいやっぱり彼の演技が素晴らしかったです。フォレスト・ガンプは1945年生まれ。彼の人生にアメリカの現代史が平行して描かれていますが、教科書的な栄光の場面だけでなく、恥部(KKK、黒人差別、ベトナム戦争、DV、麻薬、エイズ)などもしっかり描かれていてアメリカ現代史もなかなか大変な時を経てきたことを改めて思いました。

 

原題:SPOTLIGHT

監督:トム・マッカーシー

キャスト:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス

 

2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。~Yahoo映画~

 

2015年アメリカ映画。マイナーな地方新聞の記者たちわずか数名が、全米を揺るがすような大スキャンダルを暴露する、という実話に基づいたストーリー。真実を追求するためにひたすら地味で緻密な仕事を重ねていく彼らの忍耐強い姿勢や正義感が印象的。一般大衆の下衆な興味を刺激することに終始している我が国の週刊誌との差をついつい考えてしまいます。性的虐待の疑いがある神父の家に記者が乗り込んでいった時、玄関に現れた神父さんがあまりにも誠実で穏やかそうな人物で、なんだか意表を突かれ、士気をくじかれたような気持ちになる場面がありました。真実ってなかなか簡単にはたどりつけない。副題に「Read between the lies」とありますが、これはRead between the lines (行間を読め)をもじった表現で「嘘の裏にあるものを読め」という意。

 

カトリック教会という人々の心の拠り所となるべき場所が虐待の温床であったという事実は衝撃的でした。虐待の犠牲者たちはある意味、小さい頃にその精神を殺されてしまったようなものです。既成の組織というのは巨大化するにつれ、年月が経つにつれ、やはり腐敗を免れないものなのかとも思いました。ここはアメリカの良いところ!と思うのは、この国では行き過ぎた腐敗や不正義が起こっても、「それを正そう」とする反対側の力学が働くところです。様々な考えや思想を受け入れている国だからなのか、あるいは建国のベースになったピューリタンの精神が残っているから?アメリカ的な作品だと思いました。ニコニコ