
今日も爽やかな風が外から入り込んできてとても気持ちのいい日です。写真は昨日の散歩中に撮影したご近所の新緑。青葉がぐんぐんと成長するこの時期は人間で言えば10代の頃の成長期に相当しますね。
10年くらい前、その持ち歌を殆ど知らないのに、なんとなく・・の気分で井上陽水さんのライブに行きました。ライブではその不思議な魅力にすっかり憑りつかれてしまい、その後は陽水さんの歌を頻繁に聴きました。過去の作品の中に「5月の別れ」という歌があります。この中に
「木々の若葉は強がりだから
風の行く流れに逆らうばかり 」
というフレーズがあります。若葉が持つ、どんどんと伸びようとする力。風が吹いてきても、それに強く向かうかのように。人間にも若葉に相当する頃、反抗期という時期があります。周囲の大人たちや社会に反発し、世の中の流れに逆らおうとする。
人間という存在も大きな自然の営みの中の、ごく一部なのだとすれば10代の子供が親や教師に反抗したり、一生懸命に強がってみたり、世の中の流れに逆らおうとする行為に走っていても、実はその子は問題児などではさらさら無く、健全な成長過程をたどっているのではないかとこの歌を聴いて思うようになりました。子供の反抗期は向かう風にもがきながらも更に強く成長しようと一生懸命に生きている証なのかもしれないな、と。
陽水さんの言葉選びはとても不思議です。よくこんなワードや表現が出てくるなあと思うばかりなのですが、それが音楽と一緒になると、その美しい情景が絵のようにありありと脳内に浮かんで広がってくるんです。そしてその言葉を反芻していると、ふとそれが物事の本質をついたものではないかと気づくことがあります。
・・・と、今日の午後は何しようかなと思いながらYou tube聴いてます。
(^。^)y-.。o○
https://youtu.be/5WeqN9ZciB4