46~47本目。
原題:SVETAT E GOLYAM I SPASENIE DEBNE OTVSYAKADE
監督:ステファン・コマンダレフ
キャスト:プレドラグ・"ミキ"・マノイロヴィッチ、カルロ・リューベック
東西冷戦の歴史に振り回され別々に暮らすことを余儀なくされた祖父と孫が、自転車旅行やボードゲーム「バックギャモン」を通じてきずなを修復していくヒューマン・ドラマ。~シネマトゥデイ~
2008年。共産党政権時代を背景にしたブルガリア映画。最近観た数本の東欧映画にも共通しますが、映画でみるこの時代の東欧社会は「生気がない」というか、本当に暗くて重苦しいです。人間が人間らしく生きられない監視社会。自由が奪われた社会って本当に怖い。
映画は主人公の子供時代と今が交錯しながらストーリーが展開していきます。主人公より断然印象に残るのが彼の祖父。若い頃は政治運動に身を投げていた気骨ある人物として描かれています。老いてもなお、決して権力に媚びたりしなくてとてもかっこいい。このおじいちゃんからいろんなことを教えてもらって、主人公は成長していきます。胸がぎゅっと痛くなる壮絶な場面も多々ありますが、この作品も「観て良かった!」と思えるものでした。冷戦時代の社会の様子、東欧から西欧への難民の人たちのことなども描かれていて歴史の学びにもなりました。出てくる俳優さんたち、みんなすごく良かったです。私と趣味が似てる人にはぜひお薦めしたいです。
監督:中村義洋
キャスト:濱田岳、瑛太、関めぐみ
大学入学のために仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ち掛ける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた・・。~シネマトゥデイ~
2006年日本映画。ぼーっと観ていたら、主人公と同じく、すっかり騙されてしまいました。ほんわかしたストーリではなくてサスペンスです。脚本がよく練られています。落ちを知って「あ!」と思うような感じ。でもこれを映画館でお金を払ってみるかな?というとそこまでではというところ。