42~43本目。
原題:Any Day Now
監督:トラビス・ファイン
キャスト:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイバ
同性愛に対して差別と偏見が強く根付いていた1970年代のアメリカでの実話をもとに、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの愛情を描き、トライベッカやシアトル、サンダンスほか、全米各地の映画祭で観客賞を多数受賞したドラマ。~映画.com~
2012年アメリカ映画。邦題から想像するハッピーエンディングではなく、とても切ない悲しい物語でした。LGBTに対する意識は随分進んでいるように思っていたアメリカでも70年代はまだまだ偏見が根強かったのですね。自分らしく生きられないというのはなんとも息苦しく、辛いこと。この映画で思ったのは家族は必ずしも血がつながっている必要はないのだということ。そして、社会的条件やロジックだけにとらわれて物事をみていると「とても大切なこと」を見逃してしまうよ、ということ。最後のシーンでマルコが一人で街をさまよう様子は見ていて胸が詰まりました。彼がどれだけ心細く、寂しかっただろうって彼の胸の裡を想像してしまって・・。この作品は泣けて泣けてたまらないですが、お薦めです。
監督:中野量太
キャスト:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、
持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。~映画.com~
見始めてから9割目くらいのところまで感動させる展開なのに、ラストにドン引きしてしまいました。 それまでの感動もチャラになってしまった感が否めません。他の人はどんなふうに思っているのかしらとレビューを見てみたら、結構高評価。うーん、私はよく理解できませんでした。宮沢りえさんが演じる母親・双葉、杉咲花さんが演じる娘の安澄、とてもよかったと思います。双葉がただただ周囲の人たちに愛を与え続ける姿が印象に残りました。