30~31本目。
原題:MOONLIGHT
監督:バリー・ジェンキンズ
キャスト:トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ナオミ・ハリス、マハーシャラ・アリ
マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。~Yahoo映画~
2016年アメリカ映画。アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。アカデミー作品賞発表の時に「ラ・ラ・ランド」が間違って発表されてしまったという前代未聞のハプニングがあった作品です。「ラ・ラ・ランド」のように万人受けする作品というよりは都市部のミニシアターなんかで上映されているようなタイプの作品という感想です。映像の美しさが評価されているようです。これを存分に堪能するためには本物のシアターで観るべきだったかなとも思います。主人公のシャロン・・・少年の頃からずっと愛情に飢えて育ち、成長した彼の姿からもその癒えない孤独感が伝わってきました。いじめられっ子だった彼は身体を鍛えていかつくて強そうな外見になったけど、その内側には脆くて、弱い、優しい彼がいました。出演は最初の3分の1だけでしたが助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリの存在感が格別でした!
原題:3 idiots
監督:ラージクマル・ヒラニ
キャスト:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マドハヴァ、シャルマン・ジョシ
行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。~Yahoo映画~
2009年インド映画。原題「3 idiots」は映画に登場する学長先生的には「3人のバカども・・!」のニュアンス。歌って踊って・・の「インド映画の王道」エッセンスを盛り込みながら、大事なメッセージを伝え、最後に感動ありのストーリー構成。観終わってから既に数日経っていますが、「ああ、いい映画だったなあ・・」ってじんわり感動を覚えます。競争社会への風刺がテーマ。ストーリーが面白おかしく展開する一方で教育の方向性、あり方について考えさせられる内容でした。自分が生きたい人生を生きるってとても大事。私自身が持つ価値観にとても近い内容だと感じました。3時間の長尺があまり気になりません。