26~27本目。
監督:熊井啓
キャスト:三船敏郎、石原裕次郎、高峰三枝子、志村喬、佐野周二、宇野重吉、寺尾聡、二谷英明 etc.,
あらすじ:富山県黒部川上流に関西電力が建設する第四発電所。現場責任者には北川が任命され、資材運搬用のトンネル掘削は熊谷組が担当することになった。熊谷組の岩岡源三の息子である剛は父の強硬なやり方に反発し設計技師となっていた。現場に赴いた剛はそこで体力が衰えてしまった父と、熱心に工事に打ち込む北川の姿を見て、工事に参加することにする。やがて工事現場では山崩れが起こり大量の水が流れ込んだ。北川は自分の娘が白血病に冒されたことを知るが、工事現場を離れることができなかった。~All Cinema~
1968年日本映画。歴史に残る超大作映画として有名な作品。いつか観なくてはと思っていたけれど、3時間超えの長編を観続ける気力があるかなとなかなか手が出ずにいました。・・と、たまたまアマゾンプライムで無料視聴カテゴリーにあるのを発見。有料に変更されてしまわないうちに観ておかなくちゃと、この週末に鑑賞しました。冒頭部、雪を冠した冬の黒部の雄大な自然が映し出されます。ここにダムを造ろうとする彼らの前に立ちはだかる山々の姿です。そのスケールに比して、とても太刀打ちできない人間の小ささを痛感します。そして、その小さな人間がこれだけの大仕事を成し遂げてしまったことに感動します。今の時代ならコンピュータ処理で作られてしまう洪水のシーンなども実写です。岩石や木片と一緒にものすごい濁流が押し寄せ、俳優さんたちが押し流されていく場面があります。石原裕次郎さんもこの時、大怪我をされたと。あの場面で死者が出たのではないかという覚悟もあったそうです。少し前にフランスのクロード・ルルーシュ監督のインタビューをYou Tubeで観ていた際、「昔は映画を命がけで撮ったものだった」と語っていたのが印象に残っていました。まさに「黒部の太陽」は本当に命がけで撮られた作品でした。今の時代ならこんな危ないことは許されないと思います。しかし、このような大迫力シーンをみてしまうとCG処理が当たり前になった最近の映画があまりにも稚拙に思えてしまうのも事実で・・💦。石原裕次郎と三船敏郎という当時の二大映画スターの競演もすごい注目ものだったのかと。寺尾聡さんがお父さんと親子で出てました。若い~。 50年以上前ですものね。3時間超の長さはあまり気になりませんでした。観終えて、私も是非いつか黒部に行ってみたいと思いました。
原題:You Are the Apple of My Eye
監督:ギデンズ・コー
キャスト:クー・チェンドン、ミシェル・チェン、スティーブン・ハオ、イェン・シェンユー
あらすじ:1994年、台湾中西部の町、彰化(しょうか)。高校生のコートンは、悪友たちとバカなことをしてふざけ合い、能天気な毎日を送っていた。そんなコートンに手を焼いた教師は、クラス一の優等生チアイーに指導役を命じる。最初は反発し合う2人だったが、ある出来事をきっかけに距離が近づき始める。それでも自信のないコートンはあと一歩が踏み出せず、2人の仲はグループ交際止まりのまま。やがて別々の大学に進み、離れ離れとなるコートンとチアイーだったが…。~All Cinema~
2011年台湾映画。英語タイトルのapple of my eye。「目の中のリンゴ」→「目
に入れても痛くない」から「最愛の人」という意。数年前に日本映画としてもリメイクされているそうです。監督ご本人の体験をもとに製作された映画だとか。この作品を見てから日数がだいぶ経過してしまっているので感動が薄れてしまっているのですが、青春映画としてとても素敵な作品だったと思います。バカなことばかりやっていた思い出、あの時、もっとこうしておけば・・という後悔、そういうのが青春というのかもしれないなと思います。