上野の国立西洋美術館。世界的な建築家ル・コルビジュエが設計した日本で唯一の建造物です。数年前に世界遺産に認定されました。大きな箱型の展示室を柱でもちあげたかたちの構造が特徴。美術館は戦後、フランスから返還された松方幸次郎のコレクションを収蔵・展示する施設として計画されました。

 

 

シンプルな構造と効果的な光の使い方が印象的。これまでたくさんみた安藤さんの建築物を連想しました。それもそのはず、安藤さんは若い頃、ル・コルビジュエから強い影響を受けたひとりでした。丹下健三さんや前川國男さんなど・・・コルビジュエの作品は多くの日本人建築家に影響を与えているそうです。館内は欧米からと思われる外国人が多く、みな展示されている美術品よりもこの構造各所の写真を熱心に撮影していました。

 

 

 

 

入り口でヘッドフォンガイドを借りられます。その時、展示作品用のガイドと建物のガイドのどちらかを選びます。つい、いつものように展示作品用のガイドを選んでしまったのですが、あとで後悔しました。ショボーン汗 せっかくだから建物の構造を説明してくれているガイドを選んだらよかった!

 

常設展示はわりとどこも人が少なくてゆっくり鑑賞できます。

 

 

心ひかれて撮影した一枚。ルノワールの「木かげ」。

 

本当はもっと写真を撮ったのですが、今回パソコンに転送した時にうまくいかず何枚かがボツになってしまいました(涙)。この美術館は光の具合によって建物内の印象もまた違うものになるのではないかしら。またいつか別の時期にもいってみたいなと思いました。