11~12本目。
原題:TRACKS
監督:ジョン・カラン
キャスト:ミア・ワシコウスカ、アダム・ドライバー
思い通りにいかない人生に変化を求め、ひとり都会から砂埃が舞うオーストラリア中央部の町アリス・スプリングスにやってきた女性ロビン。彼女がこの土地に訪れた目的は、砂漠地帯を踏破しインド洋を目指す旅に出ることだった。パブで働きながらラクダの調教を学び、旅の準備を整えたロビンは、4頭のラクダ、愛犬とともに町から旅へと出発する。~映画.com~
2013年オーストラリア映画。ラクダと愛犬とともにオーストラリア砂漠3000キロを1人で踏破した女性の実話をもとにしたロードムービー。
オーストラリアに住んでいた頃、当時は映画代が安かったこともあってよく映画館に通っていました。観るうちに気づいたオーストラリア映画の特徴があります。映像がとても美しい(特に自然描写)。対象への光の当て方などにも特徴があるように思います。テンポが独特でちょっとゆっくりな感じで進行します。とても明るいお国柄とは対照的に時々、微妙な心の陰影、暗い心理をのぞく描写があったりします。
この作品はアマゾンプライムをザッピングしていてたまたま遭遇しました。無料だったので鑑賞してみたのですが、これが本当に「拾い物!」的な作品。映画に登場するアリス・スプリングスの街やエアーズロックなど私自身も昔訪れたことがあり、懐かしい想いで映像を追いました。人間同士の関係を深める中で「他者へのリスペクト」はとても大切なことだと感じます。なぜこんな無茶な旅行を?と思う人も多いかもしれません。でも苦労の多い旅はそれを終えて出発点に戻った時、同じ風景が以前とは違ってみえるんです。過去とは違う自分に会えるような充実感というか・・個人的なひいき目も入ってますがとてもいい作品でした。
原題:Love actually
監督:リチャード・カーティス
キャスト:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、ローラ・リニー、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ
クリスマス間近のロンドンを舞台に、英国首相からプータローまで、老人から11歳の少年まで、さまざまな職業と年齢の男女19人が織りなす群像ラブ・ストーリー。~映画.com~
2004年イギリス・アメリカ合作。同年のゴールデングローブ賞・コメディ/ミュージカル部門で最優秀作品賞受賞作。これもたまたま無料だったので鑑賞した作品でしたが、図らずもとてもいい映画でした。軽い気持ちでみれるし、皆が思い通りの幸せを手にいれるわけではないのだけど、最後はとても温かく幸せな気持ちになれる作品。豪華すぎるくらいの出演者も見ごたえありました。多くの人物の中でも特に好きだったエピソードは小学生のトーマス君がアメリカに転校する女の子に愛を告白する場面、それから異国の女性に恋したコリン・ファース演じる男性が彼女の国の言葉を必死で勉強してクリスマスにプロポーズしにいく場面・・ Mrビーンのローワン・アトキンソンがデパートの店員役で出ていて笑えました。気分を盛り上げる音楽もとても良かったです。