神宮外苑のイチョウ並木をみた後で向かったのは渋谷。すごく久しぶりに行ったけれど、雰囲気が本当に若い人の街という感じ。東京在住のブロ友さんが時々この美術館のことを書いておられて気になっていました。Bunkamura=文化村という名から愛知県犬山市の明治村や京都太秦の映画村・・みたいに広い敷地にシアターとか美術館とかが点在するのかな?と思ってたら東京の「村」は白い大きな複合ビルでした💦
ここで鑑賞したのはリヒテンシュタイン侯爵家コレクション。スイスとオーストリアに挟まれた場所にあり、世界で唯一、家の名前が国の名前になっている国。その侯爵家の個人コレクションです。優美とか華麗とかそんな言葉で表現されるアートがずらりと。静かなクラシック音楽が似合う雰囲気。イヤホンガイドの声は小泉孝太郎さんでした。
宗教画や肖像画などの絵画は正直なところ、他の企画展でみるものと大きく印象が異なるものもなくて・・という感じでしたが、磁器のコレクションは見事。中国・景徳鎮や日本・有田など東洋の磁器にヨーロッパ式の金属装飾を施した壺や香炉などのコレクションがとても見ごたえがありました。日本の和室が似合いそうな清楚な白と深い青色の有田焼もヨーロッパに持っていかれると金彩が施されてまぶしいほどキラキラ・ゴージャスに。その後現地でも次第に独自の磁器が生産されるようになったのだそう。
最終コーナーのほうに撮影可の展示があり、スマホで撮影してきました。
花の絵もたくさんありました。自然豊かな国だからこそなのでしょうね。一通り観覧を終えてから館内にあったカフェで軽食でも・・と思ったらあいにく満席とのこと今回の旅ではこんなのばかりで食に関しては全くタイミングの悪いことが続きました。カフェの順番を待つのも面倒だったので、そういえば近くにホテルがあったと、セルリアンタワーへ行くことにしました。昔、ここのラウンジで仕事の打ち合わせをしたことがあったことを思い出して。ホテルのカフェに行ってみたら・・案内された席は私の両隣、それぞれ2組ずつくらい、全部仕事の打ち合わせの人たちばかり。
会話の内容とかも聞こえてきてどこの業界かもわかるー。緊張した雰囲気の中にひとり、ホリデー気分のお気楽な人が入り込む図はあまり居心地が良いとはいえず、コーヒーだけ飲んで出てきてしまいました。
ということで、このまま電車に乗って上野駅へ。続きます。