これも毎年の秋の奈良行での定番コースになっているのですが、「玄」で蕎麦を食べた後は、奈良ホテルでデザートタイムです。

 

この日の奈良は素晴らしい秋晴れ。平日でしたがお客さんもとても多くてティーラウンジも満席でした。このため席があくまで少しロビーで待つことに。歴史あるホテルの内部は待ち時間をつぶす対象がいろいろありました。素敵なインテリアを眺めているだけでも楽しいです。ソファが置いてある部屋の一角にアインシュタインが宿泊した際に弾いたとされるピアノが展示されていました。

 

 

アインシュタインが宿泊したのは1920年。この時に2泊されたそうです。いまから100年近く前のことなのですね。このピアノ、戦後のGHQによる接収の前に運び出され、国鉄大阪鉄道管理局に保管されていたそうです。解体時に発見され、2009年にホテルに里帰りを果たしたのだそう。ホテルのゲストには皇族の方々をはじめ錚々たる人物の名前が残ってました。下は大倉陶園の食器。1935年、満州国溥儀皇帝が宿泊した時に新調したもの。

 

 

こちらはノリタケの食器。食器の周囲が金でエッチングされていますが、これは金腐(きんくさらし)という最高級品食器に使われる技法なのだそう。豪華さに溜息がでます。(´ω`*)

 

 

そうしている間に、席があいたようで、窓際の席に案内してもらいました。この日は紅茶とモンブランケーキのセットを。

 

 

 

 

このモンブラン、とても美味しかったです。モンブランというと栗は一番上に一個だけ乗っているような感じですが・・・、このモンブランは内側にもまるまるの栗が入ってました。小さいケーキながらしっかり栗の味を堪能できたという感じです。

 

正倉院展に行くのは4時頃にしているので、ここでお喋りして3時半頃まで過ごしました。なぜかというとこの展覧会は平日でもとても混むのですが、何度も通った経験から、午後4時頃の時間帯に一瞬、お客さんの数が減り、並ばずに入れることを学んだからです。キョロキョロドキドキ 

 

 

そろそろ4時近く。ホテルから国立博物館まで歩きました。紅葉にはまだ少し早い段階ですが、気候的にはとても過ごしやすい良い時期ですね。正倉院展の様子に続きます~。(-ω-)/

 

奈良ホテル ティーラウンジのHP

https://www.narahotel.co.jp/tea_lounge.html