正倉院展をみる時の定番コースになってますが、奈良にきたら最初に行くのがこのお蕎麦やさんです。滅多に料理を褒めなかったという団十郎さんがここのお蕎麦だけは美味しいと褒めてらしたと海老蔵さんが何かの番組で話しておられました。奈良市内、住宅街の路地の突き当りにあります。車は多分通れないくらい。
ミシュランで有名になってからは開店と同時に売り切れ状態。予約時に人数と何を食べるかを伝えておかないといけません。
古民家のお店はお座敷に大きなテーブルが3席。各テーブルを2~3か所にわけて座る感じです。最初に出してもらう蕎麦茶。こうばしくてどこか甘い香りが。
一品目はせいろ蕎麦です。他のお店でこんな極細には出会ったことがないくらい細麺です。でも口にするとしっかりコシがあることに驚きます。
二品めはそばがき。出来上がったとたんに固くなり始めるので写真を撮ったらすぐに箸をいれました。
ふわっとした柔らかさともっちりとした弾力があって本当に美味しい。でも結構ずっしりくるのでこれを食べるとお腹がいっぱいに。そうそう、この焼きみそ↓も一緒にお願いしました。ピリ辛とありましたが、そんなに辛くない。お蕎麦を待っている間のお酒の相方みたいな感じでしょうか。私はお酒を飲まないのでそばがきにちょっとつけて食べたりしましたがこれも美味。
そして最後の楽しみに出されるそば湯。こちらのそば湯は白濁度が高く、どろどろです。お店によってなんでこんなに違いがあるのでしょうか。普段は大半を残してしまうけれど玄にきた時は全部飲み干してしまいます(笑)
ひとつだけ今回も残念だったのは香水をつけたひと!なぜか毎回遭遇します 他の飲食店ではそれほど気になりませんが和食、それも蕎麦やさんではめちゃくちゃ匂いが気になります。匂いではなくもう「臭い」です。楽しみにしていたそばの香りがこれで壊されてしまうような印象になり、がっかりします。そば屋で香水は絶対にNGです。
それ以外は今回もとてもよかった。来年もまた正倉院展とあわせてお蕎麦を楽しみに奈良を訪れたいと思います。おみやげに蕎麦茶を買って帰りました。