昨日は林先生の無料講演会が地元でありました。
講演の趣旨はこんな感じでした:
*世の中の変化スピードが速くなりすぎて今後は過去の経験則が通用しなくなる。
*そうした環境の中で個人が生き抜ける能力を引き出し、育てることが今後の教育の在り方。
*職業の選択については本人が熱中できるようなことを、それも「勝てる」領域で。
3年前にも三重で林先生の講演を聴講しました。その時は10年後には現在ある多くの仕事がなくなる、そうしたことも見越して職業の選択をするべきと仰っていました。今回印象的だったのは、この点を踏まえつつ、「今ある仕事をなくすためにはどうしたシステムが必要か、そこにビジネスチャンスがある」という視点で世の中を考えると面白いというお話でした。
製造者と顧客の中間にかつてあったデパートの代わりにZOZOなどネット販売店が登場してきたが今はZOZOを抜いて製造者が顧客に直接洋服を販売するシステムが生まれつつあるという話やタクシーの配車アプリの誕生などもその身近な例のひとつとして。また社会の格差が一層進んでいるがお金があるところにはたくさんあるという話も。デパートの売り上げはその多くが一部の外商におっているのが現在の状況なのだそう。
講演会最初のつかみの部分で知って驚きましたが福井県は人口一人あたりの電力消費量が日本一なのだそうです。3800kWhだったか、東京の倍なんです。私は福井県に引っ越してきてから原発がある割に夜の道があまりにも暗いので哀しんでいたのに一体何に・・? これは人口が少ないからなのですね。消費量のトップは北陸三県に集中しているようなのでやはりこれは冬の暖房需要と集合住宅より一軒家が多いことが要因であるようです。
1時間40分の講演会は退屈することもなく、楽しく聴講できました。講演会場のあった若狭JAの敷地では秋まつりが行われていてたくさんお店が出ていました。講演会の後は、店じまいしようとしていたお店のひとつで和菓子を割引してもらい、お土産に買って帰りました。
餡が詰まって美味しい。これ、三重では「転輪焼き」と呼んでいたのだけれど、福井ではなんと呼ぶのかわかりません。 11月の上旬にかけていろんなところでローカルのお祭りやイベントが開催されているようです。暑くもなく寒くもない行楽日和が多いこの貴重な時期、家にこもるよりも、なるべく外に出てみようと思います。
3年前の林先生の講演会聴講記事はこちら。