「嫌われる勇気」は数年ぶりの再読。続編の「幸せになる勇気」と併せて読みました。アドラー心理学は自己啓発ブームで有名になりましたが、アドラーって「心理学」だけでなく「哲学」カテゴリーにも入ってそうな感じです。哲人と青年の会話で構成されており、私の疑問や考え方も青年のそれに重なる部分が多かったです。全体を通してのメッセージは「自立」することが「幸せ」になるために肝要だということ。それをサポートするのが教育。賞罰はダメというところが印象的。つまり「ほめて育てる」はアドラー的になNGなんだそうです。その理由も読んでみるとなるほどと思います。そして他者に対して尊敬の気持ちで接することが大事というところにも共感しました。文章が読みやすいので、すらすらと読み進められるのですが・・・私の印象では「頭で理解するのは簡単、でも実行は難しい」という感じでした💦 本棚に残しておいてまた何年かしたら読み返してみたいと思いました。

 

 

近年は江戸時代を再評価する動きがあるようですが、これは真っ向からその反対をいく内容。アンチ江戸、アンチ徳川という感じ。江戸時代は森林伐採をやりすぎて浮世絵にみる山は禿山ばかり、という指摘なんかは面白かったですが、全体的にはうーんという印象。もろ手を挙げての江戸礼賛も??ですが、お薦めできる感じでもないような印象。ショボーン汗

 

 

香田さんがイラクに行くまでの1年間の行程(ニュージーランド、イスラエル、ヨルダン)を著者が追いかけていくという内容。タイトルは「なぜ彼はイラクにいったのか」というほうが正しいかもしれません。著者は旅行作家をされている方ですが、その洞察力というか想像力がすごいなと思いました。その街の印象から香田さんが何を想ったのかぐんぐん内面に入り込んでいくような感じで。思えば道にはずれたことをした人に対する国内でのバッシングが熾烈さを増すようになったのは、この事件の頃からではないかと思います。

 

 

エッセイです。読んでいるとぴんと背筋が伸びるような感じ。貯金も大事だけれど感性を磨くことにお金を使うことも大事だというところが印象に残りました。身に着けた感性は一生の財産になり、お金と違ってなくなることがないからです。また、これとわかるブランドものよりも「どこのかわからないけど、なんか素敵」という上質感を出せるのっていいなとも思いました。

 

 

他の本と同じく情報を集めることが大事という内容。たまたま先日、友達とそんな話になったのですが、ネットの情報はあふれるほどあり、玉石混交の度も過ぎてなかなか取捨選択が難しいよねと話していました。何が大事な情報かと見極める力も大事なのかなと思います。

 

 

 

 

 

これまで本を買う時、多分、無意識のうちにだと思うのですが、文字の多い本を選んでいたような気がします。例えば一冊1500円する本を買っても1時間で読んでしまうようではなんだかコスパが悪すぎるような気がして・・という貧乏くさい視点が常にあり(苦笑)、読み終えるまでに時間のかかる本ばかり買っていたような。最近、ブロ友さんとのコメントの流れで図書館で本を借りるという話題が出て、すごく久しぶりに地元の図書館を訪ねてみました。当たり前のことなんですが無料で好きなだけ本を借りてこれるというのが妙に新鮮で。チューキラキラ 自分の中の「好き」を基準に本を選ぶと対象が随分変わってしまうことに自分でも驚きました(笑笑)。今回は小説家の群ようこさんやスタイリストの伊藤まさこさんの本を探してきました。内容は旅行の話、愛用の品々の紹介や「うつわ」にまつわる話ですが、素敵な写真が多くあり、それを眺めてはひとり悦に入っています。

てへぺろピンクハート

 

こんなのとか見るのが好き。

 

 

丁寧に磨いて使い込んだお鍋とか整然と並べられた食器類とか。

こういう食器棚、憧れます~。

 

 

今月は14冊。