何かの本で読んだのですが、エジプトのピラミッドは建造された時に
内部のどこか、最後の1ブロックだけわざとそれを嵌めず、
あえて不完全なかたちで残してあるのだそうです。
その最後の1ブロックをはめ込むとそのピラミッドは
崩壊してしまうという言い伝えがあるからだとかなんとか。
このくだりを読んだ時、日光東照宮の陽明門のことを思い出しました。
この陽明門は「満つれば欠く」の考え方にならって
柱の部分がわざと不完全に造られているそうです。
こういう陰陽的な思想は東洋独特のものかと思っていたので
もしかしたらそのピラミッドの話も
後年に誰か東洋人が作った話ではないのかしら・・?
と思っているのですが
月が満ちればあとは欠けるだけ、
陽が極まると陰に転じ、陰が極まると陽に転じる・・・
ものごと、人生にあてはめて考えてみてもなんだか示唆的ですね。