87~88本目。

 

監督:降旗康男

キャスト:高倉健、田中裕子、奈良岡朋子、井川比佐志、小澤征悦、夏八木勲、中井貴一

 

カンパチの養殖を生業としている山岡は、肝臓を患い透析を続けている妻・知子とふたり暮らし。子供がいない彼らは、漁船“とも丸”を我が子のように大切にしている。激動の昭和が終わり、平成の世が始まったある日、山岡の元に青森に暮らす藤枝が雪山で自殺したとの報せが届いた。山岡と藤枝は共に特攻隊の生き残りだった。~映画.com~

 

2001年日本映画。今日から予定していた旅行が台風のため取りやめになり、自宅で映画鑑賞です。ショボーン 

 

昨日、偶然みつけた作品です。生き残った元特攻隊員が昭和天皇の崩御を知る場面から始まります。あの頃は特攻をリアルに知っていた人たちがまだ多く存命されていました。それを想うと昭和の時代が随分遠のいてしまったものです。太平洋戦争で最悪の作戦であった特攻ですが、出撃していって命を落とした特攻兵の中には朝鮮の方たちもいたことを知りました。朝鮮人の特攻兵として亡くなった金山少尉(小澤征悦)の婚約者だった知子さん(田中裕子)、今は生き残った山岡さん(高倉健)の妻です。戦争にとられて日本軍の特攻兵として死んでいった息子を持つ韓国人遺族の感情は日本人以上に複雑であったはず。また愛した人の思い出を持ちながら今の幸せを生きる知子さん。その妻のことを黙って受け入れる高倉健さん。抑えた表情がたくさんの感情を語っているようでした。一番印象深かったのは、鳥濱トメさんをモデルにしていただろう、富屋食堂のおかみさん(奈良岡朋子)が泣き崩れるシーンでした。あの時代を経験した人が皆、何かの悲しみや後悔を抱えて生きていました。今日は終戦の日。数年前に訪れた知覧でみた若い特攻兵の方々の写真を思い出しました。

 

 

監督:ティム・バートン

キャスト:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト

 

丘の上の屋敷に住む発明家に作られた、人造人間のエドワード。未完成のまま主人に先立たれたエドワードは、ハサミの手を持っていた。セールスでやってきたペグに連れられ、町に出ることになったエドワードだが……。~映画.com~

 

1990年アメリカ映画。名作ですネ。ストーリーも知っていたのに今まで一度も観たことがなかった作品です。大切な人に触れようとすればハサミの手で相手を傷つけてしまう。今の時代であればAIが心を持ってしまった・・ということか。非現実的な設定であるのですが、感情移入してしまいます。切ない物語でした。ウィノナ・ライダーがまだ10代くらい?すごくかわいい。彼女の母親ペグのキャラがすごくいいなと思いました。明るくて親切で素敵なお母さん。いまどき街でみつけた素性も知れない人物をいきなり自宅に連れてきて一緒に暮らすなんてありえない設定ですが💦 あと街並み、家、インテリアの色の取り合わせがポップでとてもきれいでした。