85~86本目。
監督:リドリー・スコット
キャスト:マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作、若山富三郎
ニューヨーク市警の刑事ニックとチャーリーはヤクザの佐藤を逮捕し、日本に連行する。しかし目的地の大阪に到着するなり、佐藤が仲間の手によって逃亡。言葉も通じない国で困惑しながらも、ニックとチャーリーは佐藤の追跡に乗り出す。そんなふたりを監視するベテランの松本警部補。やがてチャーリーが佐藤に惨殺されるという事態に。復讐に燃えるニックは松本とともに佐藤を追う。日米の刑事の友情、そしてその激闘を描くサスペンスアクション。これが遺作となった松田優作も強烈な印象を残す。~映画.com~
1989年アメリカ映画。これも30年ぶりに鑑賞。映画館上映時は松田優作の狂気めいた演技だけが際立って印象に残っていて、そういえばストーリー云々はあまり理解できてなかった💦 改めて観なおしてみて、こんな話だったのかと~ 特筆すべきは松田優作。マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアらを食ってしまうほどの強い存在感。鬼気迫る演技というか、観ている側も本能的に「怖い・・!」と思ってしまうような凄みです。彼の演じる佐藤という人物は内面の心情描写とか殆どなく、そのためか不気味な印象だけが強く残りました。この時、松田優作は既に病気に冒されていながらの状態での撮影だったそうです。次はデニーロとの競演オファーもあったそうで、若くして病に斃れてしまったことは本当に残念でした。映画の舞台は大阪。30年前のまだ埃臭い街並みなのですが、映像でみる夜の大阪はブレードランナー的な異次元空間のようでした。そういえば同じ監督さんですものね。その他、カルチャーショックの国「日本」、というアメリカ人的視点からの描写も独特だけれど同じ日本人からみてもさすがに今の時代からみるとかなり違和感を覚える場面も多くありました。
タイトルの「ブラックレイン」とは米軍による大阪空襲の後の煤で黒くなった雨のことに由来していたのだとようやく知りました。戦後のアメリカからの影響で日本から古き良き日本の伝統が失われ、佐藤(松田優作の役)みたいな義理や人情を理解しないのが出てくる、なんてことを親分が言ってました。
原題:Stand By Me
監督:ロブ・ライナー
キャスト:ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、リチャード・ドレイファス、キーファー・サザランド
スティーブン・キングの短編小説「死体」をロブ・ライナー監督が映画化したノスタルジックな青春ドラマ。オレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。それぞれに家庭の問題を抱える4人の少年たちが、町から30キロばかり離れたところに列車の轢死体が放置されているという噂を聞き、死体探しの旅に出る。~映画.com~
1986年アメリカ映画。これも10代の頃に観て以来、久々の鑑賞。ティーンエイジャーに差し掛かった多感な頃の少年たちの成長物語です。4人の少年たちが線路を歩く姿がとても印象深い作品でした。ここでも惜しまれるのはリバー・フェニックスハリウッドではブラッド・ピットとレオナルド・デカプリオの間の世代ってちょうど誰もいなくて、彼が生きていたらきっと大スターになっていたのじゃないかと思ってます。音楽も良かったです。さすがに初めて観た頃のような感動はなかったですが懐かしい映画でした。