83~84本目
原題:The Untouchables
監督:ブライアン・デ・パルマ
キャスト:ケビン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、
1930年、禁酒法下のシカゴ。財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは街を牛耳るギャングのボス、アル・カポネに敢然と戦いを挑む。~映画.com~
1987年アメリカ映画。ほぼ30年ぶりに観ました。乳母車が駅階段を落下するシーンがやはり素晴らしかった!映画史に残る名場面です。作品全体が時代を経ても全く色褪せてない感じです。アル・カポネを演じるデ・ニーロの怪優ぶり。この映画の役作りために30kgくらい体重を増やして髪の毛も抜いたということで当時話題になりました。ネス(ケビン・コスナー)とマローン(ショーン・コネリー)が出会う場面も好きです。(*^-^*) そういえば日本でも大人気だったケビン・コスナーのことを知ったのはこの映画でした。彼の役はFBI捜査官だと思い込んでいたけど財務省捜査官という設定だったのですね。 豪華競演の映画です。そしてエンリコ・モリオーネの音楽が雰囲気を盛り上げてます。これだけ多くの映画が製作されている今の時代に観てもやっぱり「すごい
」と思う作品でした。
原題:Silver Linings Playbook
監督:デビッド・O・ラッセル
キャスト:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーバー
妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが……。~映画.com~
2013年アメリカ映画。心のバランスを崩してしまう主人公の側から、また躁うつ病の家族を持つ側から、それぞれの心の葛藤や辛さが伝わってきました。とても病んでいるんです。 両親もどうしたらいいのかわからず戸惑っている様子で。そんな主人公が新しいパートナーと出会うことで再生していく姿が描かれてます。全く先が読めてしまうストーリー展開ですが、それでもいい映画でした。ここでもロバート・デニーロが出てきます。最初のうち、ちょっと頼りないお父さんだったのですが、ここぞという時にしっかり息子にアドバイスできて、やはり親は人生の先輩なのだと感じる場面がありました。アルカポネのようなマフィアのドン役でも市井の気弱なおじさん役でもぴったりはまってしまうのがこの役者さんのすごいところかと。アカデミー賞では全部門でノミネートされたそうです。この作品が評価されるのもなんだか今の時代だからなのかなとも思いました。
原題のsiliver liningは空を見上げた時、雲の後ろに太陽が隠れていて、背後の光で黒い雲の端っこが輝いている様子のことをいいます。英語のことわざではEvery cloud has a slilver lining.という表現があります。どんな試練や苦しみの中にも良いことが隠されているという意味です。希望を失ってはいけない、というメッセージなのか。