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「死」とは何か?ということをいろんな角度から考察した一冊。
死とは生物の終わりとして非常に合理的に説明されていると思う一方、
感傷的なものが排除されすぎているようにも感じる面もありました。
概して死は本人にとってよりも、
残された者にとってより苦痛であるように思います。

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引き続き、この著者の本を読んでいます。
京都をより深く知ることができる本です。

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著者は新元号の考案者。
私自身、決して全てにおいて「過去のほうがよかった」なんて思っていません。
今の時代のほうがずっと自由で便利で生きやすいと思っています。
それでもやっぱり日本人が失ってしまったものが多々あることを
気づかされました。

特に自然への畏れ、日本語の言葉の裏にある細やかな感情を
汲み取る感覚が薄れてしまっていること。
昔よりドライになっているというか、
ぎすぎすしている人が増えたかも、とか。
ああ、こういうことを忘れてしまっているのかも、
と自らを省みました・・・チュー