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京都市山科区の将軍塚。
夜桜ライトアップが14日までということで
4月13日にいってきました。
ここへ行くのは初めてでした。

京都を見下ろす山の上にあり、
山頂までくねくね道を車でいきます。
バスも通っているようです。
歩いていくのは無理がありそうな感じでした。

眼下に広がる京都の街。
京都タワーがみえるので駅のほうですね。

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皇室ゆかりのお寺であるためか、咲いている桜が
繊細で気品を感じるものが多かったです。
この枝垂れ桜も満開で見事な眺め。

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この建物は青龍殿。風水でいう四神において、
東を護るのが青龍なのでこの名前のようです。
もともと北野天満宮前にあった木造建築を
平成26年に移築したとのこと。

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雅な感じの花。全体に丸っぽくてかわいい。
境内にいると外気に触れているところなのに
歩いている間、ずっとお香の匂いがしていました。

ところで将軍塚。これも最近、本で読んで知ったのですが
都が長岡京から京都に移ってくるきっかけとなった場所です。
長岡京に都があった時、災いが続いたそうです。
和気清麻呂という人が桓武天皇をここへお連れし、
京都盆地を見下ろしながら、四神相応という
風水的にここが都に相応しい場所であることを進言したのだそうです。

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天皇は和気清麻呂の薦めに従って平安遷都を行いました。
その際、塚を作り、将軍の姿をした像に鎧を着せ、
ここに埋め、都の鎮護を祈念したのだとか。

この塚、高さが2.5mくらいあります。上の写真は
塚の上方にある展望台から見おろした図です。
真ん中に石が置いてありますがこの下に
京都を護る将軍像が埋まっているのでしょうか。

四神相応というのはその土地の地形、景観が
東西南北をそれぞれ守る神様に相応しいものであること、
という風水の考え方です。
京都にはその後千年以上都がおかれ、
首都じゃなくなった今日でも文化の中心地として
ずっと栄えているので和気清麻呂さんの進言、
桓武天皇の遷都はきっと正しい選択だったのですね。

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ところで、ここには十分すぎるくらい広い展望台が何か所かあります。
下は赤い大鳥居がみえるので平安神宮のある岡崎方面ですね。
濃い緑は御所でしょうか。

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日没後。再び京都タワー方面。

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京都の中心あたり?
ズームアップしたらぼやけてしまいました。(涙)

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京都市内を一望できるので展望台に上ってきた人は
皆、嘆声をあげていました。
でも、ここ、花冷えどころではないくらい寒いです。


振り返って庭園のほうのライトアップです。

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帰りに通りぬけてきたのですがとても立派な庭園がありました。
桜の時期以上に紅葉の時期に期待できそうな感じです。

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枯山水のお庭。

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来週は桜もそろそろ青葉に入れ替わりますね。
今年は長く楽しめたほうだと思いますが
それでも花の命は短い!