59〜60本目。

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原題:HEAT
監督:マイケル・マン
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ヴァル・キルマー、エイミー・ブレネマン、ナタリー・ポート

犯罪のプロフェッショナル、ニール・マッコーリー(デ・ニーロ)は、クリス(キルマー)、チェリト(サイズモア)等と現金輸送車を襲い有価証券を奪う。捜査にあたるロス市警のヴィンセント・ハナ(パチーノ)は、少ない手掛かりから次第にマッコーリー達へ近づいていく。マッコーリーは本屋の店員イーディ(ブレネマン)と出逢い、次の銀行強盗を最後に堅気の暮らしに入ろうと決意していた。やがて決行の時、タレ込みを受け現場に駆けつけたハナ達と、マッコーリー一味は、壮絶な銃撃戦を繰り広げるのだった……。〜All Cinema~

1995年アメリカ映画。すごくいい作品でした!・・が、銃撃シーンや流血、暴力シーンが多くてビビりの私は観たくてもつい目を背けてしまうという。この監督は都会もの映画が得意なのだそうです。夜のLA、飛行機が頭上を飛ぶ場面など都会ならではのシーンはとてもクールな印象を残すものでした。考えてみたら主役の二人は「ゴッドファーザー」での主役たちでもあって貫禄たっぷりです。二人が演じるニール、ヴィンセント。ともに人間的な魅力を感じさせます。でも彼らの生き方は身近な人にはなかなか理解されがたくそれゆえか孤独感を抱えているような哀愁がありました。それが敵同士である二人だけは互いの生き方、価値観を理解しあえているんです。個人的にはニールとヴィンセントの二人が喫茶店で向かい合って話す場面が一番ぐっと来ました。直視できなかったけれど銃撃シーンもすごく迫力がありました。


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監督:蜷川実花
キャスト:沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、寺島進、哀川翔、窪塚洋介、原田美枝子、桃井かおり

完璧な美貌で芸能界の頂点に君臨するトップ・モデル、りりこ。実は、彼女には絶対に知られてはならない秘密があった。彼女の美しさは、ほとんど全身に施された美容整形の賜であり、そのために免疫抑制剤の服用が欠かせなかった。だが、整形の後遺症は確実にりりこの身体を蝕んでいく。そんな中、美容クリニックをめぐる事件を追う検事の影がりりこに迫る。さらに、生まれたままの美しさでりりこの存在を脅かす後輩モデルまで出現し、次第にりりこは精神的にも追い詰められていく。〜All Cinema~

2012年日本映画。どぎつい色彩が印象に強く残る作品だと思ったら蜷川実花さんの監督された作品なのですね。全体的にこの世界観についていけませんでした・・・アセアセ この作品をみて思ったのは世の中の「美人」の基準というのは、とても狭いこと。その基準にあてはまらない女性たちは敗北感、劣等感を抱いて生きなくてはいけないような、生きづらさを感じさせる価値観があること。主人公のりりこも人気モデルの座を維持するため、その狭い美人枠基準にとどまるため、美容整形を繰り返すという。若さや容姿にのみ「美」があるとする世の中の薄っぺらい価値観を暗に批判してもいるのかな?とも感じました。