
一週間前になりますが、
ギリギリで梅の花を見られるかなと
京都の北野天満宮にいきました。

菅原道真公ゆかりの天満宮。
あいにくの雨模様でした。
三光門です。

「天満宮」の額筆は後西天皇の御宸筆なのだそう。
社殿とこの門は桃山時代の建築様式。
鎌倉で質実剛健な寺社を目にしたばかりだったので
桃山造りの社殿の壮麗さにははっと目を奪われました。

雨が降っていてどうも眺めがいまひとつなのですが
梅の花はまだ咲いていました。(でもかなり終盤・・・)
花の濃いピンク色がアクセントとなり、
境内はなんというか艶やかな印象です。
社殿はその長い歴史の中で何度か火災に遭いましたが
その時々の朝廷や将軍家によって修繕されてきました。
現在の社殿は豊臣秀吉公の遺命で秀頼公により
1607年に造営されたもの。
手水舎には牛さん・・・



ここは学問、受験の神様。
そのためか境内は修学旅行と思われる
制服姿の学生さんが多くみえました。
また奉納された絵馬にも受験合格を祈願したものが多数。


桃山造りの社殿、華麗で美しいですね。
ここは秀吉が大茶会を開いた場所でもあります。
京都は太閤秀吉の影響が結構いろんな場所に残されています。
現在も12月1日に献茶のご神事が行われているそうです。
せっかくここまできたので境内にある
長五郎餅店で一服しました。


餡を包んだシンプルなお餅ですが
ずっしりとしていてとても満足感があります。
秀吉の大茶会にも出されてお餅だそうです。
餡入りのお餅はここが発祥の地になるのだとか?
400年前です。
京都ってすごいなと思うのが、こういう歴史が
今も受け継がれていてそれらにも
普通に接することができることです。
境内の茶店は基本的には毎月25日と
あと特別な行事の時だけ営業しているとのこと。
梅が咲く今の時期は土日も営業しています。


北野天満宮には有名な梅苑がありますが
花のピークが過ぎているようだったのと
お天気がよくなかったこともあって
外からちょっと眺めただけでした。
来年は10日くらい早め、3月上旬にいってみよう。


