津波の衝撃的な映像、それに続く原発事故。
遠くにいても毎日なんだかひりひりとしたものを
心に感じながら過ごしていたように思います。
あれから8年が経ったのだなと。

被害を受けてない人には「もう8年」かもしれませんが
被災地に住む方々は全く違う想いで
この8年を受け止めていらっしゃるのではないか。
今も避難生活を余儀なくされている方が5万人も
いらっしゃるということを先日知りました。

原発事故以来、原発の是非を考えることが多くなりました。
新幹線やリニアと同じく国策として
支持すべきなのかしらと思う時もあります。
原発を数多く擁する福井では
そこで働く人も多くいらっしゃいます。
簡単に切り捨てられない問題なのだとも思います。

でも放射線って熱くも冷たくもなく
匂いもしないし、何かの光を放つわけでもなく
そこにあっても全くわからない。
それが制御不可能になった時のリスクはもう8年前の通り。
人間が制御できないものを持ち続けることを
本当に是として良いのかと思います。

震災は天災だけれど原発事故は人災。
天災に対しては私達はただただ備えをするのみ。
でも人災は二度と繰り返してはならないもの。