
2月10日。京都の南にある城南宮にいってきました。
平安の守り神、方除の神様です。
梅の花、桜、秋の紅葉でも有名ですね。




源氏物語など昔の文学を読んでいると
貴族がどこかへ出かける時、
方位が悪いということで一旦途中の場所に宿泊して
方違(かたたがえ)したりする描写があるんですが
登場人物らはここに泊まっていた様子。
平安時代から方除けの神様として仰がれてきたようです。

(旧暦の)年の初めにあたり、
今回はここで方除け祈願をしてきました。
建物の中で巫女神楽を見て、お祓いを受けたあと、
お札や神饌などをいただきました。

その際、お抹茶付きの神苑入場券をいただいたので
有名なお庭も見せてもらうことにしました。

春と秋にはここで「曲水の宴」も行われます。
2月上旬の時点では椿がぽつぽつと花開いている程度で
お庭はまだまだ寂しい感じ。
なのでお客さんも殆どおらず、一緒にご祈祷を受けた人たちが
前後を歩いている程度でした。


梅の花も、1分咲きどころか0.5分咲き程度といったところでしょうか。
今年は2月にも拘わらず随分暖かい日が続いているので
今頃はもっと開花が進んでいるかもしれませんが。



立派なお庭。
嵐山や清水寺などは年中、観光客でいっぱいなのに
同じ京都でもこんなにがらがらなところも結構あったりします。

ここのお茶室でお抹茶をいただきました。

お茶碗の中に抹茶が入っているのですが

光の加減で空っぽのように映ってしまいました。


楚々とした品のあるお庭。
花が咲く頃にもう一度訪れたいと思いました。

