
これからは人生100年時代。寿命が伸びることで私達の働き方、生き方もシフトチェンジが迫られます。人生のパターンは従来の教育、仕事、老後といった3ステージの人生から、もっと多様性のあるものに。寿命が伸びた分、働く年数が増えるのは必至。高齢になっても収入を得続けるためには社会人になってからの学び直し、新しい知識やスキルの習得が必要であるとのこと。この本で目新しいと感じたのは資産についての分類です。貯金や不動産などの有形資産だけでなく、友人関係やコミュニティとの関わりなどの無形資産、教育などの変形資産の重要性が高まるというところ。翻訳版は苦手なのですが、この日本語はとても読みやすかったです。今後の人生を考える際に読んでおくべき一冊ではないかと感じました。

北陸の冬は暗いです(今年は割と明るい。)。県外にいる友達と「毎日天気が悪くて鬱にでもなりそうよ


まんがなので大変読みやすいです。物事は前向きに考えることが是であり、悪い方向に考えるべきでないと言われます。しかし、人類の長い歴史では物事を悪い方向に考えるほうが危機を回避し、生き残る確率が高かったのです。私達はそういう考え方をして生き残ってきた人たちの子孫であることを考えると「悲観的」であることが必ずしも責められることではないのだなあとも思いました。「ココロ」についていろいろな側面から説明されていて興味深かったです。

堀江さんの本はなんかこういう挑発的なタイトルが多いのですが、読んでみるとそうでもない。またご本人も世間で思われているような拝金主義的とか冷たい人ではないかも?な印象です。

映画生活している中でこのジャーナリストの方のことを知りました。オウム真理教についての取材の本は他のオウム報道とは一線を画した感じがしました。日本の報道はだいぶ制限されていることが伺えました。メディアは権力の監視役であるべきかと思っていたのですが、この国ではそうでもないようです。

この頃の現実のコミュニケーションでは相手にプライベートな質問とか、あまり突っ込んだことを聞かなくなったように思います。世間でもプライバシーの侵害、権利などについてものすごく煩く言われる一方で、SNSでは普通の人たちが「ここまでする?」というくらい自身のプライベートを晒しているように思えます。そういう類の不思議について書いてあって興味深かったです。

香山さんの本は読みやすい。今の社会に満ちる空気をうまく言葉にしてくれている感じがします。





今月の読書は8冊でした。