15〜16本目。

原題:We're No Angels
監督:ニール・ジョーダン
キャスト:ロバート・デニーロ、ショーン・ペン、デミ・ムーア
ハンフリー・ボガート主演の同名作品を大幅にアレンジし、サスペンス感溢れる異色作に仕上げたライト・コメディ作品。時は35年のカナダに近いアメリカの刑務所。極悪囚人のボブ(ルッソ)が処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して脱走を謀った。処刑場にたまたま居合わせたコソ泥のネッド(デ・ニーロ)とジム(ペン)は訳がわからないままボブと共に脱走し、二人はカナダ国境を目指すのだった。しかし途中で老婆と出くわし、出任せで言った言葉からあれよあれよと言う間に著名な神父様に間違われ、国境の町にある大きな教会で逃亡の機会を伺いながら身を隠す事になる。・・・〜All Cinema~
1990年アメリカ映画。刑務所から脱走した二人が田舎町の住人や神父らと交流する中で良心が目覚めてくるというべたな展開ではあるのですが面白く笑わせながら感動的な結末でした。ラストがとても良かった。30年前の映画になるのですね。まだ他人への信頼がしっかりとあった時代という感じが伝わってきました。

原題:Awakenings
監督:ペニー・マーシャル
キャスト:ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デニーロ、ジュリー・カヴナー
オリヴァー・サックスの実話を基に、治療不能の難病に挑む医師の奮闘を、一人の重症患者との交流を軸に描いた感動のヒューマン・ドラマ。30年間昏睡状態だった男レナードが、奇跡的に意識を回復した。セイヤー博士の治療が功を奏したのだ。博士はその治療を、他の患者にも適用してめざましい効果をあげるが……。〜All Cinema~
1990年アメリカ映画。これも有名な映画ですよね。この一年に鑑賞した作品の中で一番涙を流しました。なんでこの作品を今まで見逃していたのだろうかと思います。
怪優二人の演技がすごすぎます。献身的で心の温かみを感じさせるロビン・ウィリアムズの演技をもう観ることができないということをとても哀しく思いました。彼の優しい眼差しにはとても繊細なものを感じました。デニーロの演技はもうその人物になりきっていて圧巻でした。ガールフレンドとダンスするシーンは忘れられない場面に。彼が好きになったのがあれほどまでに心の優しい女性で良かった!デニーロが覚醒するシーン(まさにawakening)、セイヤー先生(R・ウィリアムズ)と水辺で遊ぶシーン、二人してカメラに収まるシーン、窓の向うにみえる眩しいばかりの新緑、その夏の奇跡・・・どのシーンを思い出しても涙がぽろぽろです。セイヤー医師の不安や葛藤もじんじんと伝わってきます。二人を囲む同僚の医師や看護師らの人間味あふれる姿もとても素敵。実話をもとにした作品だそうですが、原作の医師も長くブロンクスで臨床に携わる医師であったようで、数年前にお亡くなりになったそうです。原作をとりよせて読んでみようかしら。この映画は死ぬまでに一度は観るべきだと思います。おすすめです。



