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1月6日。
日本に12しかない現存天守(江戸時代以前から残っている天守)のうちの
ひとつである越前丸岡城に行ってきました。

(犬山城という説もあるそうですが)
現存天守の中で最も古い建築です。
平城で、小高い丘の上に建っています。

石段を登っていった先にある天守の姿を目にした時、
ひとりの古武士が座しているような印象を受けました。

いぶし銀みたいな、というか。
人生の荒波を戦い抜いてきたというような
風格を感じる佇まい。


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この石垣の雰囲気もとてもいいです。チューラブラブ

石製の鯱。約70年前の福井地震で落ちてしまったのだそう。
福井地震自体、非常に大きいものだったようです。
この天守自体もその時、倒壊してしまい、その後、
崩れた部材を使って再建されたものだとか。

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往時の城郭。周囲を五角形の広いお濠に囲まれ、外郭に侍屋敷がありました。

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内部のこういう太い梁も今ではなかなか見られないものです。

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階段はめちゃめちゃ急です。
角度60度とのことです。
つないであるロープにつかまりながら上の階に上るのですが
実感としては直角のハシゴをのぼっているようでした。笑い泣きタラー

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丸岡城のもうひとつの特徴。
石瓦です。

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天守1階でこの石瓦を試しに手で持たせてくれる
コーナーがあり、トライしてみました。
瓦よりもずっと重かったです。
なぜ石瓦を使ったのかというと
当時は瓦の製造技術が後世ほど優れていなかったこともあり
石のほうが雪への耐性が強かったからとのこと。

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さてこのお城、ひとつ、とても怖い話があるようです。

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この柱の下にいまでも埋められているのかな・・・と
主人がぼそっとそんなことを言うのです。笑い泣き
ひゃー、怖い・・・チーンアセアセアセアセ
この伝説が本当だったとしたら、そういうことですね。

昔は橋や建物を造る前に人柱を神様に供えたと聞きますが
いまの時代からみるとただただ残酷な風習だと思います。笑い泣きタラータラー

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さてお城から出てお庭を。

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雪の多い地域ならではの冬の準備です。

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兼六園の雪吊りが有名ですが、雪から木を守る方法は
こんなふうにいろいろあるのですね。

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日本の現存天守は国宝の5城を含めて12あります。
今回の越前丸岡城で10の天守を訪れたことになります。
あとは青森の弘前城、愛媛の宇和島城を残すのみとなりました。ウインク
福井のお城では越前大野城も年内に観に行ってみたいと思っています。

帰路は近くのケーキ屋さんに寄りました。ハート
お正月休みのお出かけはこれにて終了。

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