
もう長いお付き合いになるお友達が
最近、三重県に小説と同名のカフェをオープンさせました。
感性豊かで本好きの彼女らしいネーミングと思いました。
それをきっかけに本棚を探り出し、私も数十年ぶり?くらいに再読。
ヘッセの作品は私自身もまだまだ心がとても純粋だった?
20歳前後の頃に多く読みました。

「デミアン」、「知と愛」、「車輪の下」など・・・
若かりし頃に魂が震えるような感銘を受け、
仲間と内容について人生について
長く長く語り合ったりしました。
今回もやはり印象に残ったのは最後の場面。
放浪者として生きてきて何者にもなれなかった
自分の人生が無意味だったのでは、
なぜ別なようにならなかったのかと問う彼と
過去は決して無意味ではなかった、
なぜなら・・・と答える神。
忘れかけていた感動する感覚・・・
それを思い出させてくれた
友人に対して尊敬の念を新たにしました。




書店をぶらぶらしていた時に気になり購入。
そういえば明智謀反のほかに
信長暗殺の真相説は30くらいあるそうです。
これも新たに出てきたそのひとつかもと思って
読んでみたのですがとても面白い。
本のカバーにある小泉さんの推薦文ではないですが
私も一気に読んでしまいました。

本書の特徴的なことは日本史を日本だけの枠内だけでなく
世界史の中の日本という位置づけで考察しているところ。
ポルトガル・スペインが覇を競う大航海時代という設定において
これらの国が日本国内の政治にも大きな影響を与えていたということ。
そしてこれまで戦国史をみるときには
「戦国武将らの領地争い」という視点でみていたけれど
実際に人々を動かしていたのは「経済」(お金)だったということ。
実際はキリスト教が私達が思っていた以上に日本人の間に
浸透していたかもという推理はとても興味深かったです。
今月は6冊でした。(^-^;
