101、102作目。

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原題:The Social Network
監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレーク

ベン・メズリックのベストセラー・ノンフィクションを基に、誕生からわずか数年で世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)へと急成長した“facebook”をめぐる創業秘話を「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が映画化した青春群像ドラマ。創設者マーク・ザッカーバーグと彼を取り巻く若者たちが織りなす悲喜こもごもの人間模様に焦点を当て、華麗なサクセス・ストーリーに秘められた光と影の物語を赤裸々かつドラマチックに綴る。~All Cinema~

2010年アメリカ映画。同年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞など多くを受賞している作品。Facebook創業に因むストーリー。「ベンジャミンバトン」の監督が撮ったとかでやっぱり惹きつける力が強く面白かったです。

創業まもない頃、訴訟に絡む話があったことなど初めて知りました。そういえばWindowsのアイコンもビル・ゲイツがスティーブ・ジョブのアイデアを盗んで先に商品化したのではなかったかしら。各所に伝統と年配者が支配する「古い時代」とザッカーバーグが代表する「新しい時代」の対比が出てきます。つい最近までキラキラと輝いて素晴らしいと思っていたものが、「新しい時代」の光の中ではなんだかとっても冗長で古臭く見えてしまう。歴史でみれば今、私達はまさに革命の最中、パラダイムの変換期そのものに直面しているのかと感じさせられる映画でした。時代の風を受けて企業がすごい勢いで成長していくさまが描かれています。やっぱりそのスピードについていけず、変化を見極められず上昇気流からこぼれおちていく若者たちもいるわけで・・・。その辺はちょっと切なかったです。

この映画の英語は全く聞き取れず、お手上げでした。人物らのセリフが速すぎて全然ついていけないのです。日本語の字幕を追いかけるだけで精一杯でしたアセアセアセアセ こんな中にぽっと置かれたら完全に時代についていけない化石扱いだな~~としみじみ。


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監督:西谷弘
キャスト:福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏、風吹ジュン、前田吟

風光明媚で普段は静かな海辺の町、玻璃ヶ浦。しかし今は、海底鉱物資源の開発を巡り、賛成派と反対派が激しい対立を繰り広げていた。湯川はそんな玻璃ヶ浦で開かれる地元説明会にアドバイザーとして招かれ、川畑夫妻とその一人娘、成実が営む小さな旅館“緑岩荘”に滞在することに。彼はそこで、親の都合で夏休みの間だけ親戚の川畑家に預けられていた少年、恭平と出会う。子ども嫌いの湯川だったが、恭平とは不器用ながらも心を通わせていく。そんな中、緑岩荘の宿泊客で、16年前にこの町で起きた殺人事件の捜査を担当した元警視庁の刑事、塚原の変死体が海岸で発見される。連絡を受け現地に入った捜査一課の岸谷美砂は、運良く居合わせた湯川にダメもとで協力を依頼するが…。〜All Cinema~

2013年日本映画。「ガリレオ」シリーズで「容疑者Xの献身」に次ぐ映画化第二弾。比較してみると「容疑者〜」のほうがサスペンス色が強く衝撃の度合いも、感動のレベルも高かったかな?という感想を抱きました。若い頃の情熱にかられた人生の選択がその後、多くの人の人生を狂わせてしまったという。救いは杏さんが演じてた成美さんが誰からも愛される存在であったこと。皆が彼女を守ろうとしたこと。今度は彼女が小学生の恭平君を守ってあげなければならないというふうにつながっていくのです。映画の中では一見とても幸せそうにみえる家族が実はひとりひとりが言えない秘密を背負っているのです。昔読んだトルストイの本に「幸せな家族はどこも似たり寄ったりだけれど、不幸な家族は本当にそれぞれ」というようなことが書いてあって今も記憶に残っていますが・・・ここでもその言葉を思い出しました。そして人生のややこしいことはなるべく少ないほうがいい、と傍観者的にはそんなふうに思ってしまいました。