
福井にきて3度めの冬を迎えようとしています。
そういえばまだホンモノの越前がにを食べてない。



太平洋側から冬になるとわざわざ食べにいく人も
多いけど、そんなに美味しいのかしら・・・と。
一度はちゃんとしたお店で極上の蟹を食べてみたい。
失敗したくなかったので事前に何度もクチコミ等
しっかり調べた結果、敦賀のお店にいくことにしました。





お店の水槽です。

越前がにがうじゃうじゃ。
ご主人が実際に水から蟹をひきあげて見せてくださいました。
解禁直後は30-40万円くらいの値段がついたそうです。
間近でみるのは初めて。サイズも大きいです。迫力もすごい。


手にもっているところを写真に撮ってあげましょうか、と
いわれたのですが、私は動いている蟹が怖くてびびってしまい、
代わりに主人に持ってもらいました。


こんなすごい蟹を見せてもらっただけでもびっくり体験。
その後は予約の個室へ案内いただきました。
お部屋は6畳くらいの広さに4人がけのテーブルが2つ。
2人だけなのにテーブルが広すぎかしら・・・と思っていたら

実際のお料理のボリュームがすごくて
ひとりにつきテーブル1つでちょうどいいくらいだったという。


大越前がにの姿盛。
これに越前がにの刺し、焼き、揚げ、甲羅焼き、せいこ蟹。
ボイルで食べると甘い。焼きにするとほかほかな味。
唐揚げはまた旨みがじゅわー。蟹味噌はとろとろの濃い味。
それも甲羅ごとに違う味がします。
なんて幸せ。北陸に住んでてよかった。

これはセイコ蟹。11月6日の蟹解禁から
2か月だけ食べられる蟹です。
(1月には産卵が始まるので)
上の写真は内子といわれる深紅色の卵巣部分、
下は外子といわれる橙色の受精卵。
ちょっと固めのぷちぷちとした食感です。

越前がにの焼き。
蟹がこんなに美味しいとは思いませんでした。

刺し。ほんのりと甘く潮の香りが。


蟹みそ・・。お酒を飲める人はこれに日本酒を注いで飲むのですね。
とろとろの蟹味噌。ご主人が説明して下さったけれど
昔は蟹の甲羅部分は食べずに捨ててしまい、
畑の肥料にしていたのですって。




最後は蟹ご飯。
白飯の上にほぐした身と蟹味噌を載せて
おしょうゆをちょっと垂らしていただきました。

食後のフルーツ。

夢のような時間でした。
越前ガニの黄色いタグは記念にもってかえりました。
冬の味覚の王様を食すにあたり
清水の舞台から飛び降りる覚悟でいったのですが・・・
実際にはお代以上のお料理を出していただいたようです。


