
旅行4日め、最終日。
旅館をチェックアウトして一路自宅へ向かうつもりが
あまりのお天気の良さに気が変わり、
観光地に寄り道しながら帰ることに。
Googleで旅館から近い観光地を検索して出てきたのがここ。
餘部と書いて「あまるべ」と読みます。
高さ41mもあり、空に橋梁が走っているかのようです。

明治45年に鉄橋が完成し、以来この地を列車が走ってきました。
橋梁に沿って赤色をした昔の鉄橋が一部残されています。
先日観たばかりの吉永小百合さん主演の映画「夢千代日記」でも
冒頭にここを列車が走るシーンが出てきました。
この橋に差し掛かったとき、
列車から女性が飛び降り自殺するんです。



なんとも陰鬱なスタートでした。


30年ほど前、ここを走っていた回送電車が
強風に煽られ転落するという大惨事が起き、
鉄橋下にあった水産加工工場で働いていた方々を含む
6名が亡くなられたそうです。
橋梁の下には慰霊のための観音像が祀られていました。
現在は新しい橋梁が建て替えられ
かつての「あまるべ鉄橋」から「あまるべ橋梁」に。
昨年からエレベータでこの上にある駅に上れるようになっています。
新名神高速道路も一部こんなふうに空中高いところを
橋梁が走る箇所がありますが
感覚的にはこちらのほうがもっと高い感じがします。

ガラス張りのエレベータの中から上昇途中。
JR餘部駅です。




地上40mの駅です。
実際の乗客よりも一時間に一回ほど通過する電車の写真を
撮影するために集まった観光客のほうが多い感じでした。
下の写真は昔の線路。

新しい線路は中まで入れませんが、近くまでいけます。
ここに立つと地面が見えて超怖い。
高所恐怖症には耐えがたい場所です







勇気を出して片足だけ。えいっ。






視線を横にやると素晴らしい眺め!



冬以外の日本海は青色がとても美しいですね。

再びエレベータで下降して、橋の下にあった道の駅で。


再び天の橋梁を見上げて・・・
この場所にもさようなら。
次の目的地へ向かいました。
最終日はお天気に恵まれドライブ日和でした。

